「あ。来た来た! ……リディア。今夜はレンブラント様と、どんな話をしていたの?」

 イーディスに明るく声を掛けられ、私は彼女の方向へと視線を向けた。

 ……ああ。さすが、私の親友! 来てほしいところに、来てくれたわ!

 私はグラスを片手に反対の手を振っていたイーディスの元まで急いで駆け寄り、そんな勢いに驚いて目をまんまるにしていた彼女の手を取った。

「イーディス! 聞いて。実はレンブラント様の恋愛指数が、なんと最高値『100』だったのよ! 嘘なのかと思って何度も確認しても本当なの。とても信じられないわ」