「ふぁ〜よく寝た……あれ?私なんでここにいるんだっけ……」
目覚めると公園にいた。まだ寝ぼけている頭をフル回転させて、昨日の出来事を思い出す。
「あぁ、私今ユーレイか……」
そうだ、私は歩道橋から飛び降りて、自殺したんだけど、なんか天界?みたいなとこで未練解消するように言われたんだ。
「さすがに未練解消始めないとな……」
呟いたその時、
「あの……」
「え?」
後ろから誰かの声が聞こえて反射的に振り向く。そこには、セーラー服の上にカーディガンを羽織った1人の女の子がいた。
「あなた、ユーレイですか……?」
その子は不安そうに私に聞く。
「はい、そうですけど……ってなんで喋れてるの!?」
そうだ、本来なら人間とユーレイでは喋れないはず。それでも喋れてるってことは……
「実は、私もユーレイで……」
「あなたも?」
「はい」
やっぱりそうか。もしかしたら私死んでなかったのかも、なんて思ったけど、流石に違うか。自分から死ににいったくせに死んでなかったかも、とか考えるのも変な話けど。
「今さっき未練解消するように言われたんです」
「そうなんですね」
この子も今から未練解消するみたい。お互い大変だなと思った時、ふといいアイデアが降ってきた。
「……じゃあ、もし良かったらなんですけど、一緒に未練解消、しません?」
そう、この子と一緒に未練解消する。そうすれば一人で未練解消しなくて済むから寂しくない。どうせあんな天使だからピンチの時呼ばない限りは現れないだろうし。
というか何より、この子と一緒にいたい、と感じたのだ。今まであったことないはずなのに、直感的に。
「いいんですか?」
「うん、私から誘ったんだから当たり前じゃん!」
「それなら、これから一緒にいるだろうしタメで話さない?」
「いいよ!じゃあ、これからよろしくね!」
「うん!」
頭の上で笑顔のハイタッチ。この空色公園に、パンッと子気味いい弾むような音が鳴り響いた。
目覚めると公園にいた。まだ寝ぼけている頭をフル回転させて、昨日の出来事を思い出す。
「あぁ、私今ユーレイか……」
そうだ、私は歩道橋から飛び降りて、自殺したんだけど、なんか天界?みたいなとこで未練解消するように言われたんだ。
「さすがに未練解消始めないとな……」
呟いたその時、
「あの……」
「え?」
後ろから誰かの声が聞こえて反射的に振り向く。そこには、セーラー服の上にカーディガンを羽織った1人の女の子がいた。
「あなた、ユーレイですか……?」
その子は不安そうに私に聞く。
「はい、そうですけど……ってなんで喋れてるの!?」
そうだ、本来なら人間とユーレイでは喋れないはず。それでも喋れてるってことは……
「実は、私もユーレイで……」
「あなたも?」
「はい」
やっぱりそうか。もしかしたら私死んでなかったのかも、なんて思ったけど、流石に違うか。自分から死ににいったくせに死んでなかったかも、とか考えるのも変な話けど。
「今さっき未練解消するように言われたんです」
「そうなんですね」
この子も今から未練解消するみたい。お互い大変だなと思った時、ふといいアイデアが降ってきた。
「……じゃあ、もし良かったらなんですけど、一緒に未練解消、しません?」
そう、この子と一緒に未練解消する。そうすれば一人で未練解消しなくて済むから寂しくない。どうせあんな天使だからピンチの時呼ばない限りは現れないだろうし。
というか何より、この子と一緒にいたい、と感じたのだ。今まであったことないはずなのに、直感的に。
「いいんですか?」
「うん、私から誘ったんだから当たり前じゃん!」
「それなら、これから一緒にいるだろうしタメで話さない?」
「いいよ!じゃあ、これからよろしくね!」
「うん!」
頭の上で笑顔のハイタッチ。この空色公園に、パンッと子気味いい弾むような音が鳴り響いた。
