「榊は、誰かに告られたらどうしてんの?」
「好きなら付き合うし、好きになれそうじゃなかったらとりあえずキープ」
「さ、最低」
「さすがに冗談だけど」
「…………」
「疑いの目を向けんなって。後半に関しては、まあ丁重にお断りってとこ」
悔しいけど、榊はモテる。
だからといって今までの彼女と適当に付き合っていたかと言われれば、おそらくそうでもなかったと思う。
榊なりに信念はあっただろうし、だからこそ次から次へと彼女ができるわけで。ま、顔がいいってだけが理由かもしれないけど。
「好きになれそうとか、どうしたら分かるもん?」
「俺の場合はフィーリング。正直、相手のことなんて分かんないし。だから、そのときの判断でパパっと」
パパっとできたらそれは簡単だ。でも今回の場合は複雑だ。
俺のことを好きだと思ってくれていた人間が、自分のことを好きにならなくてもいいと言い出した。
好きも、ラブではなく、ライクだった。
それを俺はずっとラブだと勘違いしていたわけだ。
でも、朝宮は本気だって言ってたんだ。俺のことを。榊との仲を嫉妬するぐらい。
「……意味が分かんねえよ」
「まあさ、人付き合いが少ないのも関係してるんじゃね?」
「……否定はしないけど」
人付き合いはたしかに多いわけではない。
今までの人生で積極的に人と関わってきたわけではないし、仲良くなりかけた人もいたけれど、天を見ては俺と比較し、そして離れていく。
完璧な人が身内にいれば自慢に思うだろう。俺もそうでありたかった。
けれど比較されるたびに、自分がいかに足りていないのかを痛感させられることが多い。
ひねくれていると言われればそれまでで、そんな自分が一番嫌いで仕方がない。
「間山はたぶん、真面目なんだろうな」
榊はスマホを取り出すと素早い操作で画面タップをし始めた。
「何に悩んでんのかなんとなく予想はできるけど、人を知るっていうのは大事だし、俺もちょうど彼女はいないし」
「え、なんで榊が彼女いないってことが関係してくんの?」
「超重要。あ、まだ一人空きあるって」
どうやら誰かと連絡を取っていたらしい。顔を上げた榊は俺を見て言った。
「それ、手伝うわ」
「好きなら付き合うし、好きになれそうじゃなかったらとりあえずキープ」
「さ、最低」
「さすがに冗談だけど」
「…………」
「疑いの目を向けんなって。後半に関しては、まあ丁重にお断りってとこ」
悔しいけど、榊はモテる。
だからといって今までの彼女と適当に付き合っていたかと言われれば、おそらくそうでもなかったと思う。
榊なりに信念はあっただろうし、だからこそ次から次へと彼女ができるわけで。ま、顔がいいってだけが理由かもしれないけど。
「好きになれそうとか、どうしたら分かるもん?」
「俺の場合はフィーリング。正直、相手のことなんて分かんないし。だから、そのときの判断でパパっと」
パパっとできたらそれは簡単だ。でも今回の場合は複雑だ。
俺のことを好きだと思ってくれていた人間が、自分のことを好きにならなくてもいいと言い出した。
好きも、ラブではなく、ライクだった。
それを俺はずっとラブだと勘違いしていたわけだ。
でも、朝宮は本気だって言ってたんだ。俺のことを。榊との仲を嫉妬するぐらい。
「……意味が分かんねえよ」
「まあさ、人付き合いが少ないのも関係してるんじゃね?」
「……否定はしないけど」
人付き合いはたしかに多いわけではない。
今までの人生で積極的に人と関わってきたわけではないし、仲良くなりかけた人もいたけれど、天を見ては俺と比較し、そして離れていく。
完璧な人が身内にいれば自慢に思うだろう。俺もそうでありたかった。
けれど比較されるたびに、自分がいかに足りていないのかを痛感させられることが多い。
ひねくれていると言われればそれまでで、そんな自分が一番嫌いで仕方がない。
「間山はたぶん、真面目なんだろうな」
榊はスマホを取り出すと素早い操作で画面タップをし始めた。
「何に悩んでんのかなんとなく予想はできるけど、人を知るっていうのは大事だし、俺もちょうど彼女はいないし」
「え、なんで榊が彼女いないってことが関係してくんの?」
「超重要。あ、まだ一人空きあるって」
どうやら誰かと連絡を取っていたらしい。顔を上げた榊は俺を見て言った。
「それ、手伝うわ」



