クネクネの質問にだいだらぼっちは視線をテーブルに落としたまま答える。
「病気ならきっとなんとかなる。そのあとダイエットすれば、見た目の問題は解決する。そうすれば学校生活も改善されるんじゃない？」

前向きなクネクネの意見に一瞬ヒヤリとする。
まるで自殺を止めるような言葉だ。

「クネクネは医療従事者を目指してるからわかると思うんやけど、そう簡単には治らんよ」
だいだらぼっちはあくまでも穏やかな口調で反論する。

話の内容からすればだいだらぼっちは中学時代にはすでに体が大きかったようだから、長く病院のお世話になっているんだろう。
言い方から察するにきっとこれから先も通院は続くみたいだ。