それはウチにとって誰にも邪魔されることのない至福の時間だった。
それなのに。
ギィと音がして鍵がかかっていると思っていた屋上へと続くドアが開いた。
ハッとして振り向くとクラスメートの男子と女子が驚いた顔でこちらを見ている。
咄嗟にお弁箱の蓋を閉めて隠したけれど、心臓がドクドクと早鐘を打っている。
こんなところでひとりでチョコレイートのお弁当を食べているなんてバレたら、なにを言われるかわらない。
すぐにこの場を立ち去ろうと立ち上がった拍子に膝に抱えていてお弁当箱が落下してしまった。
大きな音を立てて、中のチョコレート菓子を散乱させながら階段の一番下まで転がっていく。
それなのに。
ギィと音がして鍵がかかっていると思っていた屋上へと続くドアが開いた。
ハッとして振り向くとクラスメートの男子と女子が驚いた顔でこちらを見ている。
咄嗟にお弁箱の蓋を閉めて隠したけれど、心臓がドクドクと早鐘を打っている。
こんなところでひとりでチョコレイートのお弁当を食べているなんてバレたら、なにを言われるかわらない。
すぐにこの場を立ち去ろうと立ち上がった拍子に膝に抱えていてお弁当箱が落下してしまった。
大きな音を立てて、中のチョコレート菓子を散乱させながら階段の一番下まで転がっていく。



