#自殺志願者募集

本当は汽車とバスの時刻はちゃんと把握していたのだけれど、ローカル線へと乗り換える前に予期せぬ人身事故があり、遅延してしまったのだ。

汽車は1時間に1本しかないので駅でダラダラと待たされるはめになり、挙句到着した駅にはタクシー乗り場はなく、バスは行ったばかりという有様だった。

あーあ、ついてない。
メマイがするような暑さの中私は肩を落として歩き出す。

せめて日陰を歩きたいと思うが周りは田んぼ田んぼ田んぼだらけで、日陰を歩くことすらかなわない。

田んぼの中には育ち始めた稲が風にゆれでいかにも涼し気な田舎風景を作っているが、田舎が涼しいなんてとんだ勘違いだ。
暑い。
暑すぎる。