テレビでもつけて気分を変えたいけれど、とてもそんな雰囲気ではない。
「今のやりとり見とって思ったんやけど、途中で死ぬのをやめとうなったら、どうする?」
だいだらぼっちが不安そうに視線を揺らして誰にともなく聞いてきた。
「そんなこと、ありえないでしょ」
答える言葉が喉に引っかかる。
みんなとこうして過ごしているうちに自殺するのが嫌になる。
その可能性について考えてないわけではなかった。
もしかしたらひとりくらいそんな子も出てくるかもしれないと。
だけど、そのころにはもう一酸化炭素が部屋の中に充満していて、あとは眠るだけになっているだろうと考えていたのだ。
「今のやりとり見とって思ったんやけど、途中で死ぬのをやめとうなったら、どうする?」
だいだらぼっちが不安そうに視線を揺らして誰にともなく聞いてきた。
「そんなこと、ありえないでしょ」
答える言葉が喉に引っかかる。
みんなとこうして過ごしているうちに自殺するのが嫌になる。
その可能性について考えてないわけではなかった。
もしかしたらひとりくらいそんな子も出てくるかもしれないと。
だけど、そのころにはもう一酸化炭素が部屋の中に充満していて、あとは眠るだけになっているだろうと考えていたのだ。



