それから一週間後の日曜日、両親からキャンプ場があった場所の地名を聞き出した私はひとりであの無人駅に降り立った。
『こんな風景だったっけ?』
子供のころもここに立っていたはずだけれど、その時の記憶はすでにおぼろげで浮かんでくるのはあの別荘の姿形だけだった。
それくらい、私にとって深く記憶に刻まれた家だった。
この日は運よく駅から出て5分後にバスが到着した。
キャンプ場がある山の麓までバスに揺られれば15分程度だ。
バス停からキャンプ場までは山道を歩いて更に20分。
いくら整備されている道といえど、山登りをする格好で来ていなかったからさすがに大変だった。
『こんな風景だったっけ?』
子供のころもここに立っていたはずだけれど、その時の記憶はすでにおぼろげで浮かんでくるのはあの別荘の姿形だけだった。
それくらい、私にとって深く記憶に刻まれた家だった。
この日は運よく駅から出て5分後にバスが到着した。
キャンプ場がある山の麓までバスに揺られれば15分程度だ。
バス停からキャンプ場までは山道を歩いて更に20分。
いくら整備されている道といえど、山登りをする格好で来ていなかったからさすがに大変だった。



