疲れてしまって表情をとりつくろうこともできず、吐き捨てるように答える。
「本当に嫌だったら、話す必要なかったんじゃないの?」
クネクネが雑巾を投げ出して大股で近づいてきた。

警戒して、私も立ち上がる。
慎重も体系も同じくらいだから、クネクネへの威圧感はなかった。
「別にクネクネを責めてるなんて言ってないでしょ」

「責めてるように聞こえたけど?」
言い争いを始める私たちにだいだらぼっちが慌てた様子で近づいてきた。
「ねぇ、そういうのやめようや。もう過ぎたことなんやし」
オロオロと声をかけられても目の前にいるクネクネから目を離すことができなかった。