全身汗だくで、こびりついた血は渇いてパリパリになっている。
クネクネと白紙が無言で穴を埋めて室内へ戻ってきても、作業はまだ終わりじゃなかった。

リビングは血だらけで、このままじゃ自分たちが死ぬスペースがない。
それぞれに雑巾を持って拭き掃除を開始したとき、近くにいただいだらぼっちが他の誰にも聞こえないような声で呟いた。
「もう帰りたい」