#自殺志願者募集

ここまできたら最後までやるしかない。
「おい、なにしてんだよ!!」
怒鳴り声にも返事をする人はいなかった。

クネクネから包丁を渡されただいだらぼっちが、目を閉じて乱暴に大島くんの腕を突きさした。
それは殺すという目的のためではなく、早く自分の番を終わらせるために仕方なくやった行為に見えた。

大島くんが「ぐっ」とうめき声をあげて暴れだすけれど、すでに大量の出血をしているせいか、怠慢な動きにしかならなかった。

「おい、やめろ」
顔の横で包丁を握りしめた白紙を見て大島くんが目を大きく見開いた。
その目がなにかを探すようにキョロキョロと動いたかと思うと私を見つけて止まった。