#自殺志願者募集

殺すのは私の彼氏だから、殺害方法も私が決めたほうがいいんだろう。
「そうだね。汚れるけれど、簡単に殺せる方がいいと思う」
絞殺だけは嫌だった。

死ぬまで相手の体に触れていないといけないとか、死ぬまで力を込め続けるのはさすがに困難だ。
なによりも、殺害相手の顔がずっと目の前にある状態になるのは耐えられそうになかった。

そうこうしている間にクネクネが隠していた包丁を2本持ってきてくれた。
よく研がれている刃先が蛍光灯によってギラギラと不気味に輝いている。
それを一本手にすると普段使っている包丁よりも何倍も重たい気がしてとまどった。

これからこれを使って人を殺そうとしているためだろうか。