#自殺志願者募集

「どうやって殺すかわからないけど、後から掃除しやすいほうがいいよね?」
絨毯に大島くんの体液がついたまま自殺するのはどうしても嫌だった。
フローリングなら、掃除も楽になるはずだ。
「ビニールシートはないの?」

白紙に聞かれて私は首を左右に振った。
探せば外の倉庫にでもあるかもしれないけれど、わからなかった。
「ええやん、このままやろうや」

だいだらぼっちが眠りこける大島くんへ視線を向けて呟いた。
幸せそうな寝顔の大島くんはこれから自分が殺されることなんて知らない。

幸せな夢を見ながら死んでいくんだ。
「じゃあ、どうやって殺す? やっぱり包丁とか使う?」
白紙が私に視線を向けてきた。