#自殺志願者募集

次の瞬間、大島くんの右手からグラスが落ちた。
絨毯の上にワインの真っ赤なシミが広がっていく。
それとほぼ同時に大島くんの体がかしいで、ソファの背もたれにぐったりと倒れ込む形になった。

私たち4人はジッとその様子を見つめた。
大島くんは目を閉じて、規則正しい呼吸を繰り返している。
「ちゃんと寝た?」

数分経過してからクネクネが大島くんの腕をつついたが、反応はなかった。
クネクネが大島くんの瞼を無理やりこじ開けて確認すると、「寝てる」と、振り向いて言った。
第一段階クリアというところか。

問題はここから先だった。
私は絨毯をめくりあげてから、大島くんの体をソファから引きずり下した。