#自殺志願者募集

吐き気がこみあげてきて、必死でそれを押し込めた。
「だけどあの子に売春は向かねぇな。高級ホステスって感じか? その道に行けば俺の借金なんて簡単になくなるのになぁ」

その発言は私と白紙を比べて、私の方が劣っているという意味だった。
グッと下唇を噛みしめるとジワリと血の味が口の中に広がっていく。
悔しくて憎くて仕方ない。

こんな風に人を貶める発言をするのなら、どうし私を選んだんだと大声でののしってやりたい。
それができない変わりに私は戸棚から赤ワインの瓶を一本取り出した。

「アルコールもあるけど、飲む?」
「まじで!?」
大島くんが目を輝かせて私の手にあるワインを見つめる。