#自殺志願者募集

私が死ぬことで自分のことを後悔し、死ぬまでひきずればいいと思っていた相手が、今目の前にいる。
「なんだよこのど田舎。ふざけんなよ」
大島くんは私の姿が見えた途端愚痴を吐いた。

私はやっぱり大島くんの顔を見ることができず、汗が滲んている首元へ視線をむけて「ごめん」と、小さく謝った。
それだけで吐き気がこみあげてきて、ここに大島くんを呼んでしまったことを後悔しはじめる。

「で、どこだよ別荘はよ」
大島くんはめんどくさそうに腰を上げて質問してくる。
「山の中だから、涼しいと思うよ」

答えながら大島くんの前を歩く。
「別荘とかいうからもっといいところだと持ったじゃねぇか、くそっ」