#自殺志願者募集

大島くんの言葉を無視して質問すると『おぉ、なんにもねぇ駅についたけど』と、不服そうな声が帰ってきた。
「バス停でバスの時間を確認して」
『チッ』

私に指示されるのがよほど嫌なのか、時折舌打ちの音が聞こえてくる。
『なんだよこれ、1時間後になってるじゃねぇか!』
思っていた通り、バスの時間ではなかったみたいだ。

私が迎えに行くしかなさそうだ。
「迎えにいくから、そこで待ってて」
『はぁ? もしかして歩くつもりか?』

「それ以外にないでしょう?」
タクシーでもあればいいけれど、駅前にそんな看板も出ていなかったし、流しのタクシーなんてこの当たりではみたこともない。