私は順番に3人を見つめた。
理不尽だ。
自殺目的でこうして集まった私たちは、全員誰かに殺されることと大差ない。
それなのに、私たちをここまで追い詰めた人間はのうのうと生き続けるなんて。

「ちょっと、整理してみようか」
クネクネがそう言うとテレビ台へと近づき、ペン立てからペン、引き出しからメモ帳を見つけて持ってきた。
「まずは私。殺したい相手は両親」

真っ白な紙の上にクネクネ→両親。と書いていく。
「次にだいだらぼっち」
「ウチはクラスメートかな」

「それから白紙」
「最初に画像を作ったヤツ」
「最後に死にたい女子高生」

「彼氏……」
みんなの意見を書き終えたクネクネがメモ用紙を見せてくる。