テーブルの上のお菓子はもうほとんど残っていなかった。
「断らなかったん?」
だいだらぼっちにポツリと聞かれて私は首を左右に振った。
「もちろん嫌だって言った。何回も。でも大島くんのお父さんはヤクザだった」
「最悪じゃん。ってかさ自分の息子が作った借金なら親がどうにかしろっつーの」
白紙の言葉は最もだった。
あれから大島くんは100万円以上の借金をしていることがわかり、その大半が年齢を偽ってやっていたギャンブルでできた借金らしかった。
最初のころは大島くんの借金は親がどうにかしていたらしいが、親の金を勝手に持ち出すようになってから手助けしてもらえなくなったという。
「断らなかったん?」
だいだらぼっちにポツリと聞かれて私は首を左右に振った。
「もちろん嫌だって言った。何回も。でも大島くんのお父さんはヤクザだった」
「最悪じゃん。ってかさ自分の息子が作った借金なら親がどうにかしろっつーの」
白紙の言葉は最もだった。
あれから大島くんは100万円以上の借金をしていることがわかり、その大半が年齢を偽ってやっていたギャンブルでできた借金らしかった。
最初のころは大島くんの借金は親がどうにかしていたらしいが、親の金を勝手に持ち出すようになってから手助けしてもらえなくなったという。



