デートを重ねるごとに大島くんとの距離が近づいていくようでうれしかった。
互いに告白はしていないから付き合っているのかどうかわからなかったけれど、それでもこの関係がずっと続いていけばいいと思っていた。
『どうかしたの?』
ある日曜日のこと。
4度目になるデートの待ち合わせ場所に到着すると、先についていた大島くんの様子がおかしいことに気が付いた。
いつもおしゃれな服を着ているのに、今日はネックレスもつけていないしヨレヨレのシャツ姿だ。
しかも心なしか顔色が悪い。
『もしかして体調でも悪い? それなら今日は無理しなくても――』
『お願いがあるんだ』
私の言葉を途中でさえぎって大島くんは言った。
互いに告白はしていないから付き合っているのかどうかわからなかったけれど、それでもこの関係がずっと続いていけばいいと思っていた。
『どうかしたの?』
ある日曜日のこと。
4度目になるデートの待ち合わせ場所に到着すると、先についていた大島くんの様子がおかしいことに気が付いた。
いつもおしゃれな服を着ているのに、今日はネックレスもつけていないしヨレヨレのシャツ姿だ。
しかも心なしか顔色が悪い。
『もしかして体調でも悪い? それなら今日は無理しなくても――』
『お願いがあるんだ』
私の言葉を途中でさえぎって大島くんは言った。



