でも、もしかしたら私自身がだいだらぼっちの過去を聞くときにそんな顔をしていたのかもしれない。
そう思って自分の頬を両手で包み込んだ。
「わかった。私の話が終わったら炭に火をつけるけど、それでいい?」

みんなが無言で頷く。
私はすっと息を吸い込んで話始めたのだった。