両親にはSNSで投稿され続けているヌード写真について話はしていない。
もしかしたら気が付いているかも。
そう思うだけで胃がギリギリと傷んで吐き気がした。

『モデルに学校に忙しいもんな。少し休んだほうがいいんじゃないか?』
『ありがとうお父さん、無理そうならモデルの仕事をちゃんと休むから』
そう言い、ワタシは食卓から逃げて自室へと向かったのだった。

☆☆☆

自室に戻ったワタシは大きく息を吐き出してベッドに倒れ込んだ。
ギュッと目を閉じてこのまま眠ってしまいたい気持ちになる。

けれどまだ寝ることはできなかった。
昨日青年向け漫画にワタシの写真が載ったのだ。