自分の性格に葛藤を抱いていたとき、事務所の人からそんな提案をされた。
思えば他のモデルたちはすでにSNSを駆使して自分の宣伝活動を行っていたから、ワタシは遅いくらいだったのだ。

そのとき思ったんだ。
SNS上ならこうありたいと思う自分の姿でいられるかもしれないと。
できるだけ丁寧に文章を書こう。

ギャルになる前の自分の気持ちを書こう。
そう思ってワタシはふたつ返事で『やります』と、答えたのだった。
今思えばこれが地獄への入り口だったんだ。

☆☆☆

ワタシのSNSはすぐに3万人のフォロワーがついた。