それでも生きてきた。
死ぬべきじゃないと思って前を向いてきた。
じゃあどうして?
ふいに自分以外の声がそう質問してきた気がして振り向いた。
けれどそこには自分が歩いてきた細くてまっすぐな道が伸びているだけで、誰もいない。
セミの声だけが相変わらずうるさく響いているばかりだ。
私は前を向きなおして再び歩く。
じゃあどうして?
再び浮かんできたその質問は自分自身が自分へ向けた問いかけだと気が付いた。
「だって、疲れちゃった」
ぽつりと口に出して答えれば、途端に胸の中が空っぽになった。
もうずっと前から空っぽだった気がするのに、更にすかすかになった気分。
でもそう。
疲れちゃった。
死ぬべきじゃないと思って前を向いてきた。
じゃあどうして?
ふいに自分以外の声がそう質問してきた気がして振り向いた。
けれどそこには自分が歩いてきた細くてまっすぐな道が伸びているだけで、誰もいない。
セミの声だけが相変わらずうるさく響いているばかりだ。
私は前を向きなおして再び歩く。
じゃあどうして?
再び浮かんできたその質問は自分自身が自分へ向けた問いかけだと気が付いた。
「だって、疲れちゃった」
ぽつりと口に出して答えれば、途端に胸の中が空っぽになった。
もうずっと前から空っぽだった気がするのに、更にすかすかになった気分。
でもそう。
疲れちゃった。



