私は健全な学生。そう思っていた。
しかし、今日でその仮面は失われるだろう。
今私は居酒屋で酒を浴びるほど飲んでいる。
家から三つほど離れた駅にある食べ&飲み放題の店だ。
理由は振られたことに起因する。そう、数時間前まで今頃私は幸せの絶頂の中にいるのかと思っていたのだ。
そう、まさに今日の夜。6年間付き合っていた彼からイタリアンに誘われたのだ。その時の私はひたすらにおしゃれをして行った。
その時私はついに同棲の話をしてくれるのかなと思っていた。
彼、三田流伽とは五年前からの付き合いだ。
私が高1の時に高3だった彼と付き合い、そのまま6年間付き合い続いてきた。
すでに仕事を始めている彼。だからこそ、同棲を提案してくれるのだろうと思っていた。
『僕たち別れよう』
『え?』
『新たな好きな人が出来たんだ。だから君とは終わりにしたい』
『ねえなんでよ』
『ごめん。でも、実際にマンネリしてたしさ。仕方ないじゃないか』
『なら、何でここに呼んだの?』
『お詫びの気持ちだよ。だから今日はいくらでも食べていいから楽しんでくれ』
『そんなの知らない』
そう言って私はテーブルの上のフォークを弾き飛ばし、その場を後にしたのだった。
勿論一緒に一緒に食事をすることはなく、その足で居酒屋に向かっていた。
その席でラインを開くと、様々なラインが届いていた。経緯についてだ。
それによると、去年から付き合っていたらしい。何それ、二股してたじゃん。
それを見て。私は様々な悪口をラインで書き込んだ。すると、
『お前は胸がでかいから付き合ったけど、一緒にいても自然体でいてくれないし、そもそもエッチさせてくれないし、もうお前にはずいぶん前から飽きてたんだよ。むしろ、ずっと一緒にいてやった俺に感謝しろ』
その言葉が私に深くのしかかった。私がレストランから逃げ出したことでイライラして書いたものなのかもしれない。
だから、かもしれない。その言葉だけでは崩れ行く気持ちを支えきれなかった。
そう、私は黙ってブロックし、そして居酒屋で食べ放題飲み放題を頼んだ。
いつまでも一緒にいられるとおもっていたのに、互いに好きだと思っていたのに、私が一方的にしがみついていただけだったらしい。だからこそ苦しいのだ。
そんな回想ぬふけりながら、酒を飲みまくっている私、惨めだ。軽くアルコールの力でイライラは吹き飛んだとは言え、まだその気持ちはある。
スマホを開いて時計を見る。もう11時四十分。今出ればぎりぎり終電には間に合う。
だけどもういいかな。私の青春はもう終わりを告げたのだから。
むしろ全部が終わってしまえばいい。不幸になるなら、それも受け入れる。
そう、完全なる自暴自棄だ。
「ビールもう一杯」
私は早速追加のメニューを頼んだ。
「はあ、飲み過ぎた」
私は店を出てその場に座り込んだ。
流石に飲み過ぎたみたいで体調がよくない。
たぶんこの気持ち悪さは明日まで続くだろう。
でも酒が美味しかったからいいと思う。この苦しみとも付き合える。
さて、もう終電は無くなった。今から三十分前に終電は出て行ってしまったのだから。
終電なんてなくて結構。お金は全ておろしてきたからしばらく遊べるだけのおかねはある。
あとは、とにかくストレスを吐き出すように遊ぶだけだ。
どこに行こうかしら。カラオケ? そうだ。カラオケに行って全力で遊びつくそう。それがいいじゃない。
私はふらふらとした視界を拭い、カラオケ店へと向かっていく。
しかし、段々と歩みが遅くなっているのを感じた。
やばい。明らかに飲み過ぎている。
そう言えば私は普段あまりお酒を飲まないんだった。
ならそりゃお酒が体に回るのが早い物だ。
とか言ってたら本当に視界がおぼつかなくなってきたし、眠たくなってきた。
やばいどうしよう。
しかし、今日でその仮面は失われるだろう。
今私は居酒屋で酒を浴びるほど飲んでいる。
家から三つほど離れた駅にある食べ&飲み放題の店だ。
理由は振られたことに起因する。そう、数時間前まで今頃私は幸せの絶頂の中にいるのかと思っていたのだ。
そう、まさに今日の夜。6年間付き合っていた彼からイタリアンに誘われたのだ。その時の私はひたすらにおしゃれをして行った。
その時私はついに同棲の話をしてくれるのかなと思っていた。
彼、三田流伽とは五年前からの付き合いだ。
私が高1の時に高3だった彼と付き合い、そのまま6年間付き合い続いてきた。
すでに仕事を始めている彼。だからこそ、同棲を提案してくれるのだろうと思っていた。
『僕たち別れよう』
『え?』
『新たな好きな人が出来たんだ。だから君とは終わりにしたい』
『ねえなんでよ』
『ごめん。でも、実際にマンネリしてたしさ。仕方ないじゃないか』
『なら、何でここに呼んだの?』
『お詫びの気持ちだよ。だから今日はいくらでも食べていいから楽しんでくれ』
『そんなの知らない』
そう言って私はテーブルの上のフォークを弾き飛ばし、その場を後にしたのだった。
勿論一緒に一緒に食事をすることはなく、その足で居酒屋に向かっていた。
その席でラインを開くと、様々なラインが届いていた。経緯についてだ。
それによると、去年から付き合っていたらしい。何それ、二股してたじゃん。
それを見て。私は様々な悪口をラインで書き込んだ。すると、
『お前は胸がでかいから付き合ったけど、一緒にいても自然体でいてくれないし、そもそもエッチさせてくれないし、もうお前にはずいぶん前から飽きてたんだよ。むしろ、ずっと一緒にいてやった俺に感謝しろ』
その言葉が私に深くのしかかった。私がレストランから逃げ出したことでイライラして書いたものなのかもしれない。
だから、かもしれない。その言葉だけでは崩れ行く気持ちを支えきれなかった。
そう、私は黙ってブロックし、そして居酒屋で食べ放題飲み放題を頼んだ。
いつまでも一緒にいられるとおもっていたのに、互いに好きだと思っていたのに、私が一方的にしがみついていただけだったらしい。だからこそ苦しいのだ。
そんな回想ぬふけりながら、酒を飲みまくっている私、惨めだ。軽くアルコールの力でイライラは吹き飛んだとは言え、まだその気持ちはある。
スマホを開いて時計を見る。もう11時四十分。今出ればぎりぎり終電には間に合う。
だけどもういいかな。私の青春はもう終わりを告げたのだから。
むしろ全部が終わってしまえばいい。不幸になるなら、それも受け入れる。
そう、完全なる自暴自棄だ。
「ビールもう一杯」
私は早速追加のメニューを頼んだ。
「はあ、飲み過ぎた」
私は店を出てその場に座り込んだ。
流石に飲み過ぎたみたいで体調がよくない。
たぶんこの気持ち悪さは明日まで続くだろう。
でも酒が美味しかったからいいと思う。この苦しみとも付き合える。
さて、もう終電は無くなった。今から三十分前に終電は出て行ってしまったのだから。
終電なんてなくて結構。お金は全ておろしてきたからしばらく遊べるだけのおかねはある。
あとは、とにかくストレスを吐き出すように遊ぶだけだ。
どこに行こうかしら。カラオケ? そうだ。カラオケに行って全力で遊びつくそう。それがいいじゃない。
私はふらふらとした視界を拭い、カラオケ店へと向かっていく。
しかし、段々と歩みが遅くなっているのを感じた。
やばい。明らかに飲み過ぎている。
そう言えば私は普段あまりお酒を飲まないんだった。
ならそりゃお酒が体に回るのが早い物だ。
とか言ってたら本当に視界がおぼつかなくなってきたし、眠たくなってきた。
やばいどうしよう。


