君と見た朝焼けを永遠に残したかった

「お前の絵、なんか暗いんだわ。なんていうか、うちの部の方向性とちょっと違うっていうか。」

突然、美術部の同期に言われる。びっくりして頭が真っ白になった。心臓もぎゅっとした。

「そう。なんか、ごめん。」

謝る必要なんてないのに、つい謝ってしまう。僕の絵は僕の絵だ。暗い絵で何が悪い。何を描いたっていいだろう。何も悪いことはしていないんだから。

逃げ出したい。

とある地方の海沿いの片田舎の高校、潮凪高校に入学してから3か月。僕は美術部に馴染めず苦しんでいた。