君と見た朝焼けを永遠に残したかった


さっきまでピンクとオレンジが入り混じりスパンコールのように輝いていた海は日常を取り戻すかのように少しずつ青く染まっていくようだった。

なんだか機嫌がいい私は、少し照れつつも住宅街を歩き、軽やかにアパートの階段を駆け上がった。
ドアを開ける。

ガチャッ。

「ただいまー。」

「おかえりー。今日も海に行ってたのか。瀬名は本当に海が好きだなあ。」

お父さんの声がする。

美味しそうな匂いがして、お父さんがウィンナーを焼く音がする。