君と見た朝焼けを永遠に残したかった

絵の具、買って帰らないと……。
僕は放課後いつも通り帰ろうとした。

「慧……?」

振り向くと新がいた。下駄箱に靴を入れようとしていたが手を止める。

「新。久しぶり。ごめん、この前はマイメ長い間無視したみたいになって。」

「最近美術部で見かけないからなにかあったのかと思って心配してた。」

「心配かけてごめん。辞める前に一言挨拶するべきだったかもしれない。」

僕は少し俯く。

「いいんだ。元気そうなら。」

「新は今日は部活に行かなくてもいいの?」

「たまにも少し休もうと思って今から帰るところだ。慧は?」

「絵の具を切らしてしまったから、今から買って帰ろうと思ってたところ。」

「俺もついて行っていいか?」

「もちろん。」

僕たちは一緒に画材店に向かうことにした。