君と見た朝焼けを永遠に残したかった


息ができる。

そこでは、無理に笑う必要も、誰かの顔色を窺う必要もなかった。
潮風を胸いっぱいに吸い込んだとき、初めて本当の息が出来た気がした。

なんだか嬉しくなって、何度も深呼吸をした。

そうしてしばらくの時間が経ったあと、ふと見渡すと少し離れた防波堤の影に、見知った人影を見つけた。