君と見た朝焼けを永遠に残したかった


駅と逆方向に歩く、コンビニの前を通り過ぎる。
住宅街を抜け、見えてきた広い駐車場を突っ切る。まだ1台も車は止まっていない。

駐車場の奥にある細い砂利道を歩き、ゆるやかな勾配を上りきると、視界が開けた。

「綺麗・・・」

眩しさに目を細める。
目の前にスパンコールのようにキラキラと輝くピンクとオレンジの海が広がった。
誰もいない朝の海。
打ち寄せる波の音と、薄青い静寂。

「ふぅ・・・。」
ため息が出た後、すごくほっとした。