君と見た朝焼けを永遠に残したかった



男の子が一息つき鉛筆を休ませる。男の子は後ろのほうにある自動販売機へゆっくりと歩いて行った。
チェーンウォレットから小銭をだし甘めのロイヤルミルクティーを2本買って戻ってきた。

「あの・・・これ・・・よかったらどうぞ」

顔をあげると男の子がロイヤルミルクティーを差し出してくる。
細くて長い指、綺麗な手。

「いいの!?ありがとう。いただきます。」

私はロイヤルミルクティーをそっと受け取り一口飲む。

「美味しい。」

男の子がこっちをゆっくり見る。夜空のような紺色の優しそうな目に見惚れてしまった。

「そういえば、気になってたんだけど、高校生?だよね。この辺りで見たことない顔だけど。」

「高校生です。あなたは?」

「僕も高校生。敬語はもういいよ。歳近そうだけど、学校で見たことない顔だから、気になって。」