第一美術室には今は自分しかいなかった。 学生展用の絵は描き終えてる人多いから今日明日は来ないだろう。 部室に置いてある学生展用の絵を見て回る。 眩しい光溢れる絵ばかりだった。あたたかい。 ・・・僕も、描かなきゃ。 うだるような暑さの部室。コンクール用のキャンバスを前に、筆をとった。 描くものは決めていた。生まれ育った地元の海の風景。 「光・・・光・・・光が足りない・・・。」 そう呟きながら、画面上に色を置いていく。