君と見た朝焼けを永遠に残したかった


入学してから数枚、絵を完成させていた。
一枚の絵に時間をかけるよりも、いくつか描いてその中から気に入った絵を学生展に出品しようと慧は思っている。

高校生活に影が差してきたのはこの頃からだった。
七月にある学生展に向けて本格的に制作に取りかからなければならない。

どうやら、潮風高校の美術部は、僕が思っていたような部活とは違うようだった。