君と見た朝焼けを永遠に残したかった


僕の家は新の実家の三国商店の少し先にあるので新と途中まで一緒に帰ることにした。

「新、またな!」

「おう!また明日な!」

新のクラスメイト達が新に挨拶をして帰っていく。気さくな新はきっとクラスでももう人気者なのだろう。

「まだ入学して一週間だけど慧はどうだ?」

「普通・・・だと思う。まだ特別仲いい人もいないけど。新はもう友達いっぱいなんだね。」

「へへへ、そうかな。俺人と話すの好きだからさ、友達っていっていいのかはわからないけれど割とみんな話しかけてくれて嬉しいんだ。」

僕も新みたいになれたらいいんだけどね。そう思ったが何も言わなかった。

「そうだ、マイメ交換しねえ?」

マイメッセージ、通称マイメはショートメッセージサービスだ。友達登録すると通話したりショートメッセージや画像、短い動画を送りあえる。

「いいの!?」

「もちろん。」

こうして、慧のマイメに家族以外の友達、新が追加された。
新は本当にいい人である。こんな僕にでも明るく接してくれる。

新と別れ、さっきまで押してた自転車に乗り家へと帰る。

まだ始まったばかりだけど、この学校でうまくやっていけるのか自信がない。でも、友達一人できた。