君と見た朝焼けを永遠に残したかった


そこから受験までの毎日は大変だった。

成績を落とさないように昼間は勉強、学校が終わってからは美術予備校の自習室にあるモチーフでデッサン、美術予備校でもデッサン、講評、勉強、デッサン、勉強、デッサン、講評、勉強・・・その繰り返しだった。

気が付けば受験シーズンになっていた。

努力の甲斐もあってか、美術予備校の講評でも上手い人が飾られる真ん中のほうに慧の絵も飾られるようになっていた。新の絵も真ん中のほうに飾られるようになっていた。

このまま・・・このまま・・・この調子・・・

あとは受験まで今の実力をキープするだけでいい。そう心に念じてがむしゃらに画面に向かった。