だから、美術系の高校に行く。そう決めた。 そう思ったときは中学二年の夏だった。 そろそろ進路を決めないといけない時期だった。 「僕、潮凪高校に行こうと思う。」 両親に進路について相談した。 「慧ならそういうと思っていたんだよ。」 「まあそう!慧ならできるわ。好きなことしなさい。応援しているわ。」 父も母も潮凪高校に進学したいことについて背中を押してくれた。いつも温かく見守ってくれる。