朝食を終えて満足したララは上機嫌。
結局のところ丼三杯も食べていた。
それに釣られてか?他の者達もたくさん食べていた様子。
いつも以上にララ飯が減っていたよ。
ララ曰く、人化した方が味が感じやすくなったとか。
味覚が鋭くなっているみたいだね。
よかった、よかった。
これからもたくさんララ飯を食わせてやるからな。
朝礼の時間となり、家のスタッフ全員が勢ぞろいした。
「では朝礼を始めます、おはようございます」
「「「おはようございます!!!」」」
皆で一礼する。
「じゃあ早速今日の予約の確認を、シルビアちゃんいいかな?」
「はい!皆さん改めましておはようございます」
「「「おはようございます!!!」」」
「今日の予約は・・・」
いつもと変わらない朝礼が始まった。
ララは嬉しそうに朝礼に参加している。
この朝礼が大好きだとララは以前に話していた。
お店の一員なんだと実感できるらしい。
何とも健気な奴だな・・・
お店で働いている訳ではないけども、スタッフの皆との一体感を感じていたいのだろう。
気持ちは分かるぞ。
さて、今日の午前中は第二回サミット開催の挨拶の為、時間を確保している。
俺が挨拶?無茶苦茶面倒臭い・・・というより、否だ。
でもララにお願いされている為、此処は我慢だ。
朝礼を終えると、ジョシュアと伯爵が俺達を迎えにきた。
二人は案の定ララを見て、膝から崩れ落ちる様に跪いていたよ。
たぶんこんな反応を皆なするんだろうな・・・
それにしても、どうしてこうなった?
まあ、いいけどさ・・・
人の感覚を確かめたいと、移動はララの希望で歩きになった。
迎賓館まではそれなりに距離があるが、ここは付き合うとしよう。
歩きながらも街の様子を眺めるララ。
きっとこれまでと勝手が違うのが楽しいのだろう、嬉しそうな表情をしている。
そして行きかう人々が、モーゼの樹海のように左右に分かれては跪く。
聖者の行進とはこんな感じなんだろうか?
当の本人は時々手を振ったり、
「やあ」
「畏まらなくてもいいよ」
等と声を掛けては、優雅に歩を進めている。
そして後ろを振り返ると、何人がついて来ているのだろうか?
勝手に警護をしている者や、ただ単につられている者や、呆けた顔で歩いている者などが多数いた。
これは・・・大名行列かっての・・・
でも、印象的なのは全員が嬉しそうにしている事だった。
まるで、ララの雄姿を眺める事が誇らしげであるかの様であった。
そしてララは思いついたかの様に、俺の腕に絡んでくる。
ハハハ・・・これは・・・恋人気取りなのか?・・・
まあ・・・いいでしょう・・・
少々複雑な気分・・・ララが雌だったらなあ・・・
いやいやいや!ここは性別なんて関係無いだろう!
迎賓館に着くと、前もって連絡を受けていたのか、各国の首脳陣が跪いて出迎えてくれた。
なんという光景・・・まるで世界がララに対してお辞儀をしている様に感じる。
そんな首脳陣に一瞥くれると、
「出迎えご苦労である!面を上げよ!」
裏面のララがお出ましであった。
ああ・・・やっぱりあるのか・・・裏面・・・なくていいのに・・・
って訳にはいかないか・・・
立ち上がる一同。
ヘンリー国王が前に出てきた。
「ララ様、人化の儀。おめでとうございます!」
「「「おめでとうございます!!!」」」
「ララ様!」
「愛してます!」
「カッコいいー!」
「なんという御尊顔!」
賛辞が一斉に降り注いでくる。
それを手を上げて答えるララ。
これまでの可愛らしい表情から一転、威厳を振りまく引き締まった顔に変化している。
なんちゅう変わり身だ。
こうなってくると呆れるよ・・・
でも、聖獣としての務めがあるからしょうがないんだろうな。
俺は表面のララがいいなー。
場を取り仕切る様に、壇上に歩を進めるララ。
そして何故だか俺の腕を離さない。
誘われるが儘に、俺も壇上に上がる。
一際大きな豪勢な椅子があり、当然の如く座るララ。
やっと解放された俺だが、ジョシュアから椅子の横に立つように促される。
どうしてなんだ?・・・
訳も分からずララの隣に並び立つ俺。
俺って必要なのか?
俺とは反対側の少し離れた場所に位置したジョシュアが宣言した。
「ただいまより!第二回サミットを開催する!」
するとまるで地響きが起こったかの様な声援が送られてきた。
「うおー!!!」
「始まったぞー!!!」
「待ってましたー!!!」
「平和の祭典!!!」
なんだこれ?
人々の興奮度が半端ないぞ。
まるでお祭り騒ぎじゃないか。
どうなってんだよ?
手を上げて場を制するララ。
「皆の者、聞くがよい」
一斉に静寂に包まれる。
「最初の議題は魔法学園設立である」
再び一斉に騒ぎ出す人々。
「魔法学院設立?」
「そんな・・・噂は本物だったんだ・・・」
「神の御業・・・」
「よっしゃー!待ってました!」
その様子を鷹揚に眺めるララ。
今度はジョシュアが割って入る。
「皆さま、お静まり下さい。ララ様の御前ですよ」
「そうですよ!はしたない!」
伯爵まで追随する。
ベルメゾン伯爵も随分と成長したな。
この様な目上の人達の前ではおとなしくしてたのに。
てかさあ・・・俺がいる意味は無く無いか?別に挨拶するって雰囲気でもないのに・・・
俺には関係の無い事だと思うのだが?
「ジョシュアよ、良いかな?」
「はっ!畏まりました」
流石にここはツッコませて貰おう。
「ちょっと待った!」
「ジョニー店長、如何なさいましたか?」
「なあ、ララ。ジョシュア。俺いる?」
困惑の表情を浮かべるジョシュア。
一方、ララは悠然としたままだ。
そしてララから念話が入る。
(ジョ兄、居てよ。お願い!)
(なんでだよ?)
(だって・・・あの計画もそろそろ発表したらいいんじゃないかな?)
(いや・・・ララ・・・もうちょっと待ってくれるか?)
(そうなの?)
(ああ・・・まだ詰めが甘いんだよな、計画の)
(そうなんだ・・・)
(それに、この計画に関しては、俺のペースでやらせてくれ)
(・・・分かった)
(と、いうことで、俺はこの辺でお暇するよ)
(はーい)
さて、ララの許しが出たのでこの辺で帰らせて貰いましょうかね。
ララさんや、背中を押してくれるのはありがたいが、こっちにもペースってもんがあるんだよね。
そう急かすなっての・・・フウ・・・ため息が漏れそうだよ。
結局のところ丼三杯も食べていた。
それに釣られてか?他の者達もたくさん食べていた様子。
いつも以上にララ飯が減っていたよ。
ララ曰く、人化した方が味が感じやすくなったとか。
味覚が鋭くなっているみたいだね。
よかった、よかった。
これからもたくさんララ飯を食わせてやるからな。
朝礼の時間となり、家のスタッフ全員が勢ぞろいした。
「では朝礼を始めます、おはようございます」
「「「おはようございます!!!」」」
皆で一礼する。
「じゃあ早速今日の予約の確認を、シルビアちゃんいいかな?」
「はい!皆さん改めましておはようございます」
「「「おはようございます!!!」」」
「今日の予約は・・・」
いつもと変わらない朝礼が始まった。
ララは嬉しそうに朝礼に参加している。
この朝礼が大好きだとララは以前に話していた。
お店の一員なんだと実感できるらしい。
何とも健気な奴だな・・・
お店で働いている訳ではないけども、スタッフの皆との一体感を感じていたいのだろう。
気持ちは分かるぞ。
さて、今日の午前中は第二回サミット開催の挨拶の為、時間を確保している。
俺が挨拶?無茶苦茶面倒臭い・・・というより、否だ。
でもララにお願いされている為、此処は我慢だ。
朝礼を終えると、ジョシュアと伯爵が俺達を迎えにきた。
二人は案の定ララを見て、膝から崩れ落ちる様に跪いていたよ。
たぶんこんな反応を皆なするんだろうな・・・
それにしても、どうしてこうなった?
まあ、いいけどさ・・・
人の感覚を確かめたいと、移動はララの希望で歩きになった。
迎賓館まではそれなりに距離があるが、ここは付き合うとしよう。
歩きながらも街の様子を眺めるララ。
きっとこれまでと勝手が違うのが楽しいのだろう、嬉しそうな表情をしている。
そして行きかう人々が、モーゼの樹海のように左右に分かれては跪く。
聖者の行進とはこんな感じなんだろうか?
当の本人は時々手を振ったり、
「やあ」
「畏まらなくてもいいよ」
等と声を掛けては、優雅に歩を進めている。
そして後ろを振り返ると、何人がついて来ているのだろうか?
勝手に警護をしている者や、ただ単につられている者や、呆けた顔で歩いている者などが多数いた。
これは・・・大名行列かっての・・・
でも、印象的なのは全員が嬉しそうにしている事だった。
まるで、ララの雄姿を眺める事が誇らしげであるかの様であった。
そしてララは思いついたかの様に、俺の腕に絡んでくる。
ハハハ・・・これは・・・恋人気取りなのか?・・・
まあ・・・いいでしょう・・・
少々複雑な気分・・・ララが雌だったらなあ・・・
いやいやいや!ここは性別なんて関係無いだろう!
迎賓館に着くと、前もって連絡を受けていたのか、各国の首脳陣が跪いて出迎えてくれた。
なんという光景・・・まるで世界がララに対してお辞儀をしている様に感じる。
そんな首脳陣に一瞥くれると、
「出迎えご苦労である!面を上げよ!」
裏面のララがお出ましであった。
ああ・・・やっぱりあるのか・・・裏面・・・なくていいのに・・・
って訳にはいかないか・・・
立ち上がる一同。
ヘンリー国王が前に出てきた。
「ララ様、人化の儀。おめでとうございます!」
「「「おめでとうございます!!!」」」
「ララ様!」
「愛してます!」
「カッコいいー!」
「なんという御尊顔!」
賛辞が一斉に降り注いでくる。
それを手を上げて答えるララ。
これまでの可愛らしい表情から一転、威厳を振りまく引き締まった顔に変化している。
なんちゅう変わり身だ。
こうなってくると呆れるよ・・・
でも、聖獣としての務めがあるからしょうがないんだろうな。
俺は表面のララがいいなー。
場を取り仕切る様に、壇上に歩を進めるララ。
そして何故だか俺の腕を離さない。
誘われるが儘に、俺も壇上に上がる。
一際大きな豪勢な椅子があり、当然の如く座るララ。
やっと解放された俺だが、ジョシュアから椅子の横に立つように促される。
どうしてなんだ?・・・
訳も分からずララの隣に並び立つ俺。
俺って必要なのか?
俺とは反対側の少し離れた場所に位置したジョシュアが宣言した。
「ただいまより!第二回サミットを開催する!」
するとまるで地響きが起こったかの様な声援が送られてきた。
「うおー!!!」
「始まったぞー!!!」
「待ってましたー!!!」
「平和の祭典!!!」
なんだこれ?
人々の興奮度が半端ないぞ。
まるでお祭り騒ぎじゃないか。
どうなってんだよ?
手を上げて場を制するララ。
「皆の者、聞くがよい」
一斉に静寂に包まれる。
「最初の議題は魔法学園設立である」
再び一斉に騒ぎ出す人々。
「魔法学院設立?」
「そんな・・・噂は本物だったんだ・・・」
「神の御業・・・」
「よっしゃー!待ってました!」
その様子を鷹揚に眺めるララ。
今度はジョシュアが割って入る。
「皆さま、お静まり下さい。ララ様の御前ですよ」
「そうですよ!はしたない!」
伯爵まで追随する。
ベルメゾン伯爵も随分と成長したな。
この様な目上の人達の前ではおとなしくしてたのに。
てかさあ・・・俺がいる意味は無く無いか?別に挨拶するって雰囲気でもないのに・・・
俺には関係の無い事だと思うのだが?
「ジョシュアよ、良いかな?」
「はっ!畏まりました」
流石にここはツッコませて貰おう。
「ちょっと待った!」
「ジョニー店長、如何なさいましたか?」
「なあ、ララ。ジョシュア。俺いる?」
困惑の表情を浮かべるジョシュア。
一方、ララは悠然としたままだ。
そしてララから念話が入る。
(ジョ兄、居てよ。お願い!)
(なんでだよ?)
(だって・・・あの計画もそろそろ発表したらいいんじゃないかな?)
(いや・・・ララ・・・もうちょっと待ってくれるか?)
(そうなの?)
(ああ・・・まだ詰めが甘いんだよな、計画の)
(そうなんだ・・・)
(それに、この計画に関しては、俺のペースでやらせてくれ)
(・・・分かった)
(と、いうことで、俺はこの辺でお暇するよ)
(はーい)
さて、ララの許しが出たのでこの辺で帰らせて貰いましょうかね。
ララさんや、背中を押してくれるのはありがたいが、こっちにもペースってもんがあるんだよね。
そう急かすなっての・・・フウ・・・ため息が漏れそうだよ。

