結局の所、社員旅行は大成功?といった感触だった。
まあ、参加出来た者達は喜んでいたし、参加出来ない者達には大量のお土産を持参出来たし、結果オーライということにして貰いましょうか。
久しぶりに寛げたよ、ありがたい事です。
これは恒例の行事にしないといけないな。
社員旅行を終え、一日休暇を挟んでから日常が返ってきた。
本日も美容院『ANGELI』は予約でいっぱいだ。
予約以外の客も、店販商品を買いに引っ切り無しに来店している。
スタッフを増やして正解だったな。
そうそう、新しくスタッフになったのは駆け出しの美容師の二人。
トリンドルちゃんとステイシーちゃんだ。
美容師免許を取得したのを機に、美容院『ANGELI』の仲間入りを果たしたのだ。
今回のスタッフ募集については髪結い組合改め、美容師組合の力を動員した。
大体的に募集するなんて可笑しなことはできませんよ。
だってそうなった日には相当数の応募があるに決まっている。
未だに弟子入り志願者が後を絶たないからね。
募集要項は狭き門にさせて貰ったよ。
内容としては美容師免許を持っていること。
自分のお店を営業していないこと。
他にもいくつかあるが、重要な項目はこの二つだ。
こうすればかなり的を絞れる。
髪結いさんから美容師に成れた人もまだまだ少ない。
この先もっと増えるだろうが、それは今と成っては関係ない。
そして自分のお店を持っていない事は、実は一番重要だったりもする。
だって折角競合を作ったのに、そのお店を畳んでしまわれては元も子もない。
それにこの項目を設けなければ、ほぼこの世界の美容師達が応募するに決まっている。
実際これまでに雇ってくれと、どれだけせがまれてきたことか・・・
自分のお店を頑張ってくれよ!
中にはヒナドリを卒業して自分のお店を持っているのにも関わらず、雇って欲しいと懇願する者もいたからね。
だから競合を作った意味がないでしょうよ・・・
分かってくれないかな?
結果、それでも十名以上が応募してきていた。
倍率は約五倍だ。
その中から面接と施術試験を経て、トリンドルちゃんとステイシーちゃんが新たに仲間に加わったという話。
でも、彼女達がお客様相手にハサミを持つのはまだまだ先。
最初はシャンプーマンとしてデビューして貰った。
美容師は決して甘くは無いからね。
俺の技術試験を通らない限り、このお店では通用しないのだ。
その為、今の彼女達は営業時間終了後に、モニター相手に奮闘中。
是非頑張って欲しいものだ。
第二回目のサミットを開催するにあたり、準備は着々と整えられていた。
今回のサミットは宣告されていた催しである。
前回のサミットから僅か半年。
今後の為にと温泉街ララの街外れに、豪華な迎賓館が建設されていた。
全国腕利きの親方衆を集め、盛大に工事は行われている。
建設費用は各国の持ち寄りであり、総工費は日本円で数十億円にも上るとのことである。
この迎賓館の主は当然聖獣のララであり、本人には内緒でジョニーの豪華絢爛な部屋もあるのだとか。
この話を聴いた本人の反応は簡単に想像できる。
間違いなくブチ切れるだろう・・・
俺はそんな事は頼んでいないし、広い部屋なんて寝れ無いと叫ぶに決まっている。
それにララを返せ!と怒鳴り込んでくるだろう。
迎賓館の建設を行ったのには理由がある。
それは前回のサミットの開催場所は温泉旅館の宴会場だったからである。
参加者には不満など無かった、むしろありがたかったと言われていた。
しかし、そう何度もVIP達に温泉宿を占拠されるのは困るとのジョニーからの申し入れがあった。
ジョニーにとっては相手がVIPであろうが無かろうが関係ないが、他の者達にとっては違う。
温泉宿を運営する温泉同好会の者達から、次は断って欲しいと懇願されてしまったのだ。
そうなれば身内びいきのジョニーはその重い腰をあげる。
ララを独り占め出来なくなると、断腸の思いであったのだが、ここは受け入れざるを得なかった。
翌日には伯爵を呼び出して、第二回以降も使える屋敷を建設すべきと訴え掛けていた。
伯爵はそれもそうだなと、各国のリーダー達に書簡を送り、その費用と職人達を集めたのだ。
やはりこの男は仕事が速い。
前回のサミットで注目を集めた伯爵は、もはや国王と並び立っていると考える者も多いぐらいである。
当の本人はおこがましいと考えてはいるが、逆にヘンリー国王は喜んでいた。
その様な人物を配下にできているのだから。
ヘンリー国王にしてみれば、仕事が出来る部下に丸投げしてしまえることはありがたい事なのである。
本来であれば、この呼びかけもヘンリー国王が行うべきところだ。
しかし名の売れたベルメゾン伯爵であれば誰も文句は言わない。
他にも街の文明化は進んでいる。
街頭が所狭しと設置され、街道の脇には水飲み場やゴミ箱が設置され、常に清潔である。
他にも道路の石畳は延長され、街を繋ぐ街道にも衛兵が巡回し、安全が担保されている。
なによりも人口が鰻登りに増え、街の規模その物が数倍に膨れ上がっている。
こうなると最早街の規模感ではない。
国といっても差し支えないほどである。
それに最近はあちこちで車擬きを見かける。
こうなると駐車場が必要になるのかもしれない。
なんにしても、第二回サミットに向けて、準備は粛々と整えられているようであった。
まあ、参加出来た者達は喜んでいたし、参加出来ない者達には大量のお土産を持参出来たし、結果オーライということにして貰いましょうか。
久しぶりに寛げたよ、ありがたい事です。
これは恒例の行事にしないといけないな。
社員旅行を終え、一日休暇を挟んでから日常が返ってきた。
本日も美容院『ANGELI』は予約でいっぱいだ。
予約以外の客も、店販商品を買いに引っ切り無しに来店している。
スタッフを増やして正解だったな。
そうそう、新しくスタッフになったのは駆け出しの美容師の二人。
トリンドルちゃんとステイシーちゃんだ。
美容師免許を取得したのを機に、美容院『ANGELI』の仲間入りを果たしたのだ。
今回のスタッフ募集については髪結い組合改め、美容師組合の力を動員した。
大体的に募集するなんて可笑しなことはできませんよ。
だってそうなった日には相当数の応募があるに決まっている。
未だに弟子入り志願者が後を絶たないからね。
募集要項は狭き門にさせて貰ったよ。
内容としては美容師免許を持っていること。
自分のお店を営業していないこと。
他にもいくつかあるが、重要な項目はこの二つだ。
こうすればかなり的を絞れる。
髪結いさんから美容師に成れた人もまだまだ少ない。
この先もっと増えるだろうが、それは今と成っては関係ない。
そして自分のお店を持っていない事は、実は一番重要だったりもする。
だって折角競合を作ったのに、そのお店を畳んでしまわれては元も子もない。
それにこの項目を設けなければ、ほぼこの世界の美容師達が応募するに決まっている。
実際これまでに雇ってくれと、どれだけせがまれてきたことか・・・
自分のお店を頑張ってくれよ!
中にはヒナドリを卒業して自分のお店を持っているのにも関わらず、雇って欲しいと懇願する者もいたからね。
だから競合を作った意味がないでしょうよ・・・
分かってくれないかな?
結果、それでも十名以上が応募してきていた。
倍率は約五倍だ。
その中から面接と施術試験を経て、トリンドルちゃんとステイシーちゃんが新たに仲間に加わったという話。
でも、彼女達がお客様相手にハサミを持つのはまだまだ先。
最初はシャンプーマンとしてデビューして貰った。
美容師は決して甘くは無いからね。
俺の技術試験を通らない限り、このお店では通用しないのだ。
その為、今の彼女達は営業時間終了後に、モニター相手に奮闘中。
是非頑張って欲しいものだ。
第二回目のサミットを開催するにあたり、準備は着々と整えられていた。
今回のサミットは宣告されていた催しである。
前回のサミットから僅か半年。
今後の為にと温泉街ララの街外れに、豪華な迎賓館が建設されていた。
全国腕利きの親方衆を集め、盛大に工事は行われている。
建設費用は各国の持ち寄りであり、総工費は日本円で数十億円にも上るとのことである。
この迎賓館の主は当然聖獣のララであり、本人には内緒でジョニーの豪華絢爛な部屋もあるのだとか。
この話を聴いた本人の反応は簡単に想像できる。
間違いなくブチ切れるだろう・・・
俺はそんな事は頼んでいないし、広い部屋なんて寝れ無いと叫ぶに決まっている。
それにララを返せ!と怒鳴り込んでくるだろう。
迎賓館の建設を行ったのには理由がある。
それは前回のサミットの開催場所は温泉旅館の宴会場だったからである。
参加者には不満など無かった、むしろありがたかったと言われていた。
しかし、そう何度もVIP達に温泉宿を占拠されるのは困るとのジョニーからの申し入れがあった。
ジョニーにとっては相手がVIPであろうが無かろうが関係ないが、他の者達にとっては違う。
温泉宿を運営する温泉同好会の者達から、次は断って欲しいと懇願されてしまったのだ。
そうなれば身内びいきのジョニーはその重い腰をあげる。
ララを独り占め出来なくなると、断腸の思いであったのだが、ここは受け入れざるを得なかった。
翌日には伯爵を呼び出して、第二回以降も使える屋敷を建設すべきと訴え掛けていた。
伯爵はそれもそうだなと、各国のリーダー達に書簡を送り、その費用と職人達を集めたのだ。
やはりこの男は仕事が速い。
前回のサミットで注目を集めた伯爵は、もはや国王と並び立っていると考える者も多いぐらいである。
当の本人はおこがましいと考えてはいるが、逆にヘンリー国王は喜んでいた。
その様な人物を配下にできているのだから。
ヘンリー国王にしてみれば、仕事が出来る部下に丸投げしてしまえることはありがたい事なのである。
本来であれば、この呼びかけもヘンリー国王が行うべきところだ。
しかし名の売れたベルメゾン伯爵であれば誰も文句は言わない。
他にも街の文明化は進んでいる。
街頭が所狭しと設置され、街道の脇には水飲み場やゴミ箱が設置され、常に清潔である。
他にも道路の石畳は延長され、街を繋ぐ街道にも衛兵が巡回し、安全が担保されている。
なによりも人口が鰻登りに増え、街の規模その物が数倍に膨れ上がっている。
こうなると最早街の規模感ではない。
国といっても差し支えないほどである。
それに最近はあちこちで車擬きを見かける。
こうなると駐車場が必要になるのかもしれない。
なんにしても、第二回サミットに向けて、準備は粛々と整えられているようであった。

