調理したのはウネウネの白焼きとかば焼きだった。
これが恐ろしく大好評だった。
実際、食欲を爆発させる匂いがたまらない。
屋台の親父は興奮しまくっていた。
「料理革命が起きるぞ!」
と叫んでいたぐらいだった。
それ程のことかねえ?
そうであれば、幸いですけどね。
「ジョニー店長、これは美味いでさあ!最高ですぜえ!」
他にもその反応を見た者達が屋台に押し寄せてきていた。
全員期待の眼差しでこちらを見ている。
「俺にも食わせて下さい!」
「なんちゅうそそられる匂いなんだ!」
「ウネウネが本当に旨いのか?」
「悪魔的匂い!」
想像以上の反応を示していた。
「食べたい者は並んでくれ!押すなよ!親父さん、列に並ばせてくれ!」
「はいよ!」
あっという間に長蛇の列が出来上がっていた。
「さあ、たくさん食べてくれ!お代は結構だよ!」
この言葉に食いつく一同。
「マジか?タダだってのか?嘘だろ?」
「そんな・・・太っ腹過ぎる・・・」
「ジョニー店長最高!愛してます!」
「私を嫁に貰って!」
次々と人々が集まり、列をなしていた。
よく見ると、家のスタッフも並んでいる。
何やってんだよ・・・まったく・・・
「遠慮なく食ってくれ!あと家のスタッフは手伝ってくれ!ちゃんと食わせてやるからさ」
その声を受けて、シルビアちゃん達が駆け足で近寄って来た。
「本当にちゃんと食わせてくれるのか?」
ライゼルからツッコミが入る。
「はいはい、いいから手伝え」
「無かったら恨むからな!」
そんな鰻ごときで恨むなよな・・・でも、食べ物の恨みはなんとやらだな。
怖い、怖い。
恐ろしい数にまで膨れ上がった観衆がウネウネを満喫していた。
途中、ウネウネが足りなくなり、急遽ライゼルに頼み、数件の魚屋に買いに行ったくらいであった。
ウネウネがこれほどまでに売れたことは無いと、魚屋は大満足。
更に新たな調理法が出来上がると、エルザの村は沸いた。
残念ながら全員に行き届く訳は無く、案の定スタッフ達の口には入らなかった。
「ジョニーの馬鹿野郎!食えなかったじゃないか!」
俺を睨みつけるライゼル。
「ハハハ、そう言うな。また釣ってこればいいじゃないか」
「くそぅ!」
と言いつつも、喜ぶ者達の笑顔に満更でもない様子のライゼル。
そんなライゼルの肩に手を置く親父。
「ライゼル、そう落ち込むな。ジョルジュに言えばウネウネは手に入るだろうよ」
「ですかね・・・」
「それにしても丈二、これのどこが社員旅行なんだ?呆れるぞ」
確かに一理ある。
「そう言うなって親父、これには意味があるんだからさ」
「そうなのか?」
「ああ、また今度話すさ」
「ふーん・・・どうでもいいけどよ」
だったら聞くなよな・・・
こうした事にはちゃんとした理由がある。
それはララとの約束があったからだ。
そもそもララがこの世界に顕現した理由の一つに、この世界の文明度を上げるという役割がある。
ただ俺と過ごすというだけでは無いのだ。
神様はそれほど甘くはないといったところか?
いくらこれまでたくさんの徳を積んできたと言っても、しっかりと神様の代行役としての使命があるのが現実だ。
その為にララが行った最初の出来事は、この世界の国々を確固たる同盟で結び、エルザの村を解放させた。
魔法技術の進んだこの村を開放し、他の国々と国交を開くことで、その技術を広め文明を開化させたのだ。
そのお陰でメイデン領も文明化が進み、より暮らしやすい街となった。
これはララが伝説の聖獣であるからこそ成し得た出来事だ。
他の者では、例えどれだけ優秀であったり、人格者であったとしても成し得ることは不可能であったはずだ。
そして次の一手としてララが求めたのは俺の助力だった。
それは何かというと、日本の優れた知識を広めることだ。
だがそれは科学的な物ではない。
それはそうだろう、何よりこの世界には魔法がある。
魔法は科学に匹敵する力があるからだ。
そう言った側面がある為、化学は必要無いと、俺とララの意見は一致している。
即ち、化学以外の何か。
そういった処を考えて行くと、真っ先に思いついたのは教育だった。
メイデン領に関しては、教会に通う習慣がある為、それなりに識字率は高い。
だが、よくよく聞いて行くと他領は違ったのだ。
自分の名前すらも書けない者が実に多かったのだ。
これは宜しくない。
他にも計算が出来ないであったり、余りに物を知らないなど、目も当てられないのが現実だった。
だがしかし、直ぐに学校を建設し、運営する事は難しい。
その為、先ずは出来る事からと、俺は北の蛮族に手を貸したり、こうして新たな調理方法を伝授しているのだ。
当然そこには俺の趣味が加わっているのだが、本当の意味合いはそういった処にあるのだ。
何も好き勝手に大盤振る舞いをしている訳ではないのだ。
当然その事を美幸は知っている。
だからこそ美幸にしても、自分に出来る事はと、ネイルを中心とした美容を伝授してるのだから。
ララの願いともなれば、協力して当然。
だって俺達の相棒ですよ?
それに俺にとっても、この世界の文明化が進むのは嬉しい事だ。
科学の無い世界だと、下に見るつもりは毛頭ない。
例えば、ララ使う転移の魔法なんて、日本の科学を完全に超えちゃっているからね。
ララ曰く、エルザの村の魔導士達なら習得できるかもしれないなんて言っていたからさ。
そうなればその魔法を付与した魔道具が出来上がるに違いない。
これは凄い事ですよ、ドラちゃんの道具が手に入るって事だからね。
一瞬にしていきたい所に行くことができる。
もはやファンタジーですな・・・
そんな事はいいとして、調理に集中しなくては。
だって、調子に乗った屋台の親父さんが再び鰻を仕入れてきたからさ。
まだまだ休めそうもないよ。
「親父さん!要領は分かっただろ?串打ちを任せてもいいか?」
「了解でさあ!」
さて、何人の腹を満たす事ができるのかな?
これが恐ろしく大好評だった。
実際、食欲を爆発させる匂いがたまらない。
屋台の親父は興奮しまくっていた。
「料理革命が起きるぞ!」
と叫んでいたぐらいだった。
それ程のことかねえ?
そうであれば、幸いですけどね。
「ジョニー店長、これは美味いでさあ!最高ですぜえ!」
他にもその反応を見た者達が屋台に押し寄せてきていた。
全員期待の眼差しでこちらを見ている。
「俺にも食わせて下さい!」
「なんちゅうそそられる匂いなんだ!」
「ウネウネが本当に旨いのか?」
「悪魔的匂い!」
想像以上の反応を示していた。
「食べたい者は並んでくれ!押すなよ!親父さん、列に並ばせてくれ!」
「はいよ!」
あっという間に長蛇の列が出来上がっていた。
「さあ、たくさん食べてくれ!お代は結構だよ!」
この言葉に食いつく一同。
「マジか?タダだってのか?嘘だろ?」
「そんな・・・太っ腹過ぎる・・・」
「ジョニー店長最高!愛してます!」
「私を嫁に貰って!」
次々と人々が集まり、列をなしていた。
よく見ると、家のスタッフも並んでいる。
何やってんだよ・・・まったく・・・
「遠慮なく食ってくれ!あと家のスタッフは手伝ってくれ!ちゃんと食わせてやるからさ」
その声を受けて、シルビアちゃん達が駆け足で近寄って来た。
「本当にちゃんと食わせてくれるのか?」
ライゼルからツッコミが入る。
「はいはい、いいから手伝え」
「無かったら恨むからな!」
そんな鰻ごときで恨むなよな・・・でも、食べ物の恨みはなんとやらだな。
怖い、怖い。
恐ろしい数にまで膨れ上がった観衆がウネウネを満喫していた。
途中、ウネウネが足りなくなり、急遽ライゼルに頼み、数件の魚屋に買いに行ったくらいであった。
ウネウネがこれほどまでに売れたことは無いと、魚屋は大満足。
更に新たな調理法が出来上がると、エルザの村は沸いた。
残念ながら全員に行き届く訳は無く、案の定スタッフ達の口には入らなかった。
「ジョニーの馬鹿野郎!食えなかったじゃないか!」
俺を睨みつけるライゼル。
「ハハハ、そう言うな。また釣ってこればいいじゃないか」
「くそぅ!」
と言いつつも、喜ぶ者達の笑顔に満更でもない様子のライゼル。
そんなライゼルの肩に手を置く親父。
「ライゼル、そう落ち込むな。ジョルジュに言えばウネウネは手に入るだろうよ」
「ですかね・・・」
「それにしても丈二、これのどこが社員旅行なんだ?呆れるぞ」
確かに一理ある。
「そう言うなって親父、これには意味があるんだからさ」
「そうなのか?」
「ああ、また今度話すさ」
「ふーん・・・どうでもいいけどよ」
だったら聞くなよな・・・
こうした事にはちゃんとした理由がある。
それはララとの約束があったからだ。
そもそもララがこの世界に顕現した理由の一つに、この世界の文明度を上げるという役割がある。
ただ俺と過ごすというだけでは無いのだ。
神様はそれほど甘くはないといったところか?
いくらこれまでたくさんの徳を積んできたと言っても、しっかりと神様の代行役としての使命があるのが現実だ。
その為にララが行った最初の出来事は、この世界の国々を確固たる同盟で結び、エルザの村を解放させた。
魔法技術の進んだこの村を開放し、他の国々と国交を開くことで、その技術を広め文明を開化させたのだ。
そのお陰でメイデン領も文明化が進み、より暮らしやすい街となった。
これはララが伝説の聖獣であるからこそ成し得た出来事だ。
他の者では、例えどれだけ優秀であったり、人格者であったとしても成し得ることは不可能であったはずだ。
そして次の一手としてララが求めたのは俺の助力だった。
それは何かというと、日本の優れた知識を広めることだ。
だがそれは科学的な物ではない。
それはそうだろう、何よりこの世界には魔法がある。
魔法は科学に匹敵する力があるからだ。
そう言った側面がある為、化学は必要無いと、俺とララの意見は一致している。
即ち、化学以外の何か。
そういった処を考えて行くと、真っ先に思いついたのは教育だった。
メイデン領に関しては、教会に通う習慣がある為、それなりに識字率は高い。
だが、よくよく聞いて行くと他領は違ったのだ。
自分の名前すらも書けない者が実に多かったのだ。
これは宜しくない。
他にも計算が出来ないであったり、余りに物を知らないなど、目も当てられないのが現実だった。
だがしかし、直ぐに学校を建設し、運営する事は難しい。
その為、先ずは出来る事からと、俺は北の蛮族に手を貸したり、こうして新たな調理方法を伝授しているのだ。
当然そこには俺の趣味が加わっているのだが、本当の意味合いはそういった処にあるのだ。
何も好き勝手に大盤振る舞いをしている訳ではないのだ。
当然その事を美幸は知っている。
だからこそ美幸にしても、自分に出来る事はと、ネイルを中心とした美容を伝授してるのだから。
ララの願いともなれば、協力して当然。
だって俺達の相棒ですよ?
それに俺にとっても、この世界の文明化が進むのは嬉しい事だ。
科学の無い世界だと、下に見るつもりは毛頭ない。
例えば、ララ使う転移の魔法なんて、日本の科学を完全に超えちゃっているからね。
ララ曰く、エルザの村の魔導士達なら習得できるかもしれないなんて言っていたからさ。
そうなればその魔法を付与した魔道具が出来上がるに違いない。
これは凄い事ですよ、ドラちゃんの道具が手に入るって事だからね。
一瞬にしていきたい所に行くことができる。
もはやファンタジーですな・・・
そんな事はいいとして、調理に集中しなくては。
だって、調子に乗った屋台の親父さんが再び鰻を仕入れてきたからさ。
まだまだ休めそうもないよ。
「親父さん!要領は分かっただろ?串打ちを任せてもいいか?」
「了解でさあ!」
さて、何人の腹を満たす事ができるのかな?

