食事は宴会場でビュッフェ形式だった。
どうやら家の温泉宿を真似たみたいだ。
ジョルジュが得意げに話していたよ。
俺は好きだな、そういうの。
良い物は取り入れる、簡単でいいじゃないか。
むしろ積極的に取り入れるべきだろう。
良い物には何かしらの理由がある訳で、ビュッフェ形式については、実は俺が提案したんだけどね。
提供する側にとっても、される側にとっても好きな時間配分で行える。
待つ必要も、待たされる必要も無いからね。
そして好きな量を好きなだけ選択できる。
提供する側もその時にある食材で、自由に選択ができる。
とても理に敵っている。
俺と一緒で食欲旺盛な皆はガツガツと食べていた。
特別美味いって訳では無いけど箸が進む。
やはりこちらも薄味が気になったのはご愛敬だな。
そしてアルコールを頂く、ワインだ。
どうやらエルザの村には肥沃な土地があるらしく、ワインが名産とのこと。
確かに口にしてみると分かる。
豊潤で甘く、そしてしんみり酸味を感じる。
大地の香りと、熟成された渋み。
最高の味わいだ。
ここが日本じゃなくて良かったよ。
だって目上の人にお酌なんてしなくてもいい文化だからね。
そうなったからには、俺の肝臓はパンクしてしまうだろう。
特にこのワインは危険だ。
味わいが深いせいで、アルコール度数の高さを麻痺させる。
くわばらくわばらだな。
周りの皆は好きに飲んで食ってして騒いでいる。
シルビアちゃんはそうとう食っているな、甘い物ばかりを・・・
ライゼルは相変わらず親父にべったりだ。
ララは珍しくマリアンヌさん達と談笑中。
社員旅行って最高だね、是非来年も実施したいよ。
次は何処に行こうかな?
結構いろいろな所から誘われているし。
行先には困ってないんだよね、実は。
そうだった!噂のお店も気になるよね。
だってどう聞いても呉服屋なんだもん。
これは俺以外にもこの世界と繋がっている店があるってことだろ?
それも日本のお店がさあ・・・
等と浸っていると、
「ジョニー、飲んでるか?」
リックであった。
「にしても俺達も着いて来てよかったのか?」
「いいも何も親父が勝手に声を掛けたんだからしょうがないだろう?」
「でも宿泊費とかはお店の経費なんだろ?」
「そんなことは構わんよ、儲かってるからな」
「違いねえな」
「ビール党のリックにはワインは物足りないんじゃないのか?」
「いや、ここまでのワインとなると有りだな」
「なるほど」
「なあ、ジョニー・・・」
意味深な視線を投げかけてくる。
「どうした?」
「次は何をするつもりなんだ?お前は」
「何の事だ?」
「とぼけんじゃねえよ、これまでお前がしてきたことを考えてみろよ!」
「・・・と、言うと?」
何の事だ?色々あり過ぎて分からんぞ。
「お前なあ・・・呆れるぞ!・・・いいか、この国に美容院を開き、新たな娯楽を持ち込んだ。そしてあのフェリアッテを倒し、髪結い組合を手中に収めた。そして美容師免許制度を導入し、競合も造らせた・・・そうだろ?」
「だな・・・」
ああ、これまでの事ね。
「だから次はどうするんだ?って話だ。挙句の果てにはララ様まで降臨したんだぞ」
まあ、それは今と成っては必然だが、当初は全く知らなかった出来事だけどさ。
「そうだな・・・」
「で?どうなのよ?」
リックの奴、酔っぱらってるのか?
こいつにしては珍しく、グイグイくるな。
「そうだなあ・・・考えはある・・・」
「ほう・・・と言うと?」
「そうだなあ・・・今は止めとくよ」
「勿体ぶりやがって・・・」
「そういう訳ではないんだが・・・」
「まあ、詮索は止めておくよ。お前の事だ、悪い事をしようって事ではないだろうからな」
「まあ、そう言う事で・・・」
リックの野郎、勘が鋭いな。
こいつの言う通り、次がある。
この計画は実はララとの約束でもある。
詳細はまた後日ということで勘弁して欲しい。
この社員旅行は、云わばこの後に訪れる激動の日々を前にして、鋭気を養う為でもある。
それを知るのは俺とララのみだ。
そんな側面もあってか、ララは俺以外の者にも接する様にしているみたいだ。
伝説の聖獣も大変だねぇー、感心するよ。
でも、ララと接する事ができる事を皆も嬉しいみたいだ。
シルビアちゃんなんて顔を真っ赤にして興奮しているしね。
他の人達もよほど嬉しいのか、感激して涙を流している人もいたしさ。
俺としても鼻が高いよ。
ふう、それにしても酔っぱらいそうだよ。
どうやら家の温泉宿を真似たみたいだ。
ジョルジュが得意げに話していたよ。
俺は好きだな、そういうの。
良い物は取り入れる、簡単でいいじゃないか。
むしろ積極的に取り入れるべきだろう。
良い物には何かしらの理由がある訳で、ビュッフェ形式については、実は俺が提案したんだけどね。
提供する側にとっても、される側にとっても好きな時間配分で行える。
待つ必要も、待たされる必要も無いからね。
そして好きな量を好きなだけ選択できる。
提供する側もその時にある食材で、自由に選択ができる。
とても理に敵っている。
俺と一緒で食欲旺盛な皆はガツガツと食べていた。
特別美味いって訳では無いけど箸が進む。
やはりこちらも薄味が気になったのはご愛敬だな。
そしてアルコールを頂く、ワインだ。
どうやらエルザの村には肥沃な土地があるらしく、ワインが名産とのこと。
確かに口にしてみると分かる。
豊潤で甘く、そしてしんみり酸味を感じる。
大地の香りと、熟成された渋み。
最高の味わいだ。
ここが日本じゃなくて良かったよ。
だって目上の人にお酌なんてしなくてもいい文化だからね。
そうなったからには、俺の肝臓はパンクしてしまうだろう。
特にこのワインは危険だ。
味わいが深いせいで、アルコール度数の高さを麻痺させる。
くわばらくわばらだな。
周りの皆は好きに飲んで食ってして騒いでいる。
シルビアちゃんはそうとう食っているな、甘い物ばかりを・・・
ライゼルは相変わらず親父にべったりだ。
ララは珍しくマリアンヌさん達と談笑中。
社員旅行って最高だね、是非来年も実施したいよ。
次は何処に行こうかな?
結構いろいろな所から誘われているし。
行先には困ってないんだよね、実は。
そうだった!噂のお店も気になるよね。
だってどう聞いても呉服屋なんだもん。
これは俺以外にもこの世界と繋がっている店があるってことだろ?
それも日本のお店がさあ・・・
等と浸っていると、
「ジョニー、飲んでるか?」
リックであった。
「にしても俺達も着いて来てよかったのか?」
「いいも何も親父が勝手に声を掛けたんだからしょうがないだろう?」
「でも宿泊費とかはお店の経費なんだろ?」
「そんなことは構わんよ、儲かってるからな」
「違いねえな」
「ビール党のリックにはワインは物足りないんじゃないのか?」
「いや、ここまでのワインとなると有りだな」
「なるほど」
「なあ、ジョニー・・・」
意味深な視線を投げかけてくる。
「どうした?」
「次は何をするつもりなんだ?お前は」
「何の事だ?」
「とぼけんじゃねえよ、これまでお前がしてきたことを考えてみろよ!」
「・・・と、言うと?」
何の事だ?色々あり過ぎて分からんぞ。
「お前なあ・・・呆れるぞ!・・・いいか、この国に美容院を開き、新たな娯楽を持ち込んだ。そしてあのフェリアッテを倒し、髪結い組合を手中に収めた。そして美容師免許制度を導入し、競合も造らせた・・・そうだろ?」
「だな・・・」
ああ、これまでの事ね。
「だから次はどうするんだ?って話だ。挙句の果てにはララ様まで降臨したんだぞ」
まあ、それは今と成っては必然だが、当初は全く知らなかった出来事だけどさ。
「そうだな・・・」
「で?どうなのよ?」
リックの奴、酔っぱらってるのか?
こいつにしては珍しく、グイグイくるな。
「そうだなあ・・・考えはある・・・」
「ほう・・・と言うと?」
「そうだなあ・・・今は止めとくよ」
「勿体ぶりやがって・・・」
「そういう訳ではないんだが・・・」
「まあ、詮索は止めておくよ。お前の事だ、悪い事をしようって事ではないだろうからな」
「まあ、そう言う事で・・・」
リックの野郎、勘が鋭いな。
こいつの言う通り、次がある。
この計画は実はララとの約束でもある。
詳細はまた後日ということで勘弁して欲しい。
この社員旅行は、云わばこの後に訪れる激動の日々を前にして、鋭気を養う為でもある。
それを知るのは俺とララのみだ。
そんな側面もあってか、ララは俺以外の者にも接する様にしているみたいだ。
伝説の聖獣も大変だねぇー、感心するよ。
でも、ララと接する事ができる事を皆も嬉しいみたいだ。
シルビアちゃんなんて顔を真っ赤にして興奮しているしね。
他の人達もよほど嬉しいのか、感激して涙を流している人もいたしさ。
俺としても鼻が高いよ。
ふう、それにしても酔っぱらいそうだよ。

