街並みは強いて言えば昭和初期の日本だな。
違いは家の造りぐらいで、屋根瓦の家は見かけないが、道路などの整備状況は他の国よりも格段に上だ。
街の至る所にゴミ箱が設置されており、治安の良さも見受けられる。
やはりこの街は他の国々よりも群を抜いて文明が進んでいるのが分かる。
様々な魔道具によって進化した街。
その印象が強い。
俺から見ると魔道具というよりもはや家電だな。
今ではメイデン領も文明化を果たしてはいるが、これほどでは無い。
やるねえ、エルザの村・・・
車擬きは街を一周すると、方向を変えた。
どうやら目的地に向かうようだ。
今日の目的地は湖の見学と釣り大会を予定していると聞いている。
俺は釣りはほぼ素人だが、楽しめるのだろうか?
まあ、何でもやってみるが吉だろうな。
皆も楽しそうにしているしね。
手渡された釣り道具の性能はいまいちよく分からない。
そもそも釣りの事を知らないからね。
一般的な知識しかないからさ。
たぶん日本製の物よりも劣るんだろうね、きっと。
教えられるが儘に釣りを始めた。
意外にもジョルジュが釣りに詳しかった。
釣りかたを一通り教わり、いざフィッシュオン!
家のスタッフ全員が釣りを楽しんでいた。
一際楽しんでいたのは親父だった・・・どうしたものか・・・
名前は知らないが、見た事ある様な魚を何匹も釣っていた。
これは鱒だろうか?それなりに大きい。
俺の竿はいまいち反応が無い様子、まあ素人の釣りなんてこんなものだろう・・・
そろそろ飽きが周ってきた頃だった。
んん?
強い引きと共に竿が撓る。
やっと当たりがきたみたいだ。
結構待たされたぞ・・・お魚さんよお。
グイグイと引っ張られる感覚に魚が掛かったことを実感する。
おおっ!これが釣りかー!楽しーい!
坊主のまま終わるかと思っていたのだが、掛かってくれて良かったー!
教わった通り、ゆっくりとリールを巻き上げつつも、慎重に竿を上げる。
さてさて・・・どんな魚が釣れたかな?
んん?これは・・・
「あーあ、ジョニー店長残念ですね。これはウネウネです」
「ウネウネ?」
「この魚は食べる事は出来ますが、骨が多く、身も細い為いまいちなんですよね。見た目もこんなだし」
マジか?!何ちゅう勿体ない事を・・・
「あのなあ、この魚は俺の国では鰻といって、高級食材なんだぞ」
「ええ!そうなんですか?」
「そうだよなあ?親父」
「おおっ!丈二!鰻を釣り上げたのか!」
親父は釣り上げた鰻をまじまじと眺めていた。
「な?分かるだろ?この反応をみればさ」
「ですが・・・」
「まあいい、今度俺が捌いて調理してやるよ」
「ジョニー店長は料理もなさるのですね」
「まあな、趣味だな。鰻料理は俺に任せておけ」
こんなことも有ろうかと、調理道具一式を準備しておいたんだよね。
その土地の食事を楽しもうかとも思ったけど、口に合わなかったらどうしようも無いから、調味料も持参済み。
ここは食事に拘る日本人気質と笑って下さいな。
その後も釣り大会は続き、優勝者はなんとシルビアちゃんだった。
意外な特技だと思うよ。
鱒を四尾と鰻を二尾釣り上げていた。
俺は・・・鰻を一尾だけだ・・・どうやら俺には釣りの才能は無さそうだ。
それはいいとして、皆が皆、釣りを楽しんでいたようで何より。
親父が一際はしゃいでいたのはご愛敬だな。
ララは暇そうにしてたよ、時折どっかに行ってしまっていたしね。
さて、次はこの湖に船で散策だ。
魔石を動力源とした立派な船だ、こうなってくると船と言うよりクルーザーだな
爽やかな風が気持ちよく頬を撫でている。
こんな静かな時間も悪くない。
心が穏やかになる気がする。
クルーザーは穏やかに進む。
護岸を見るとよく整備されているのが分かる。
しっかりとした防波提、船の発着場も石で造られている。
ここまで出来ていれば湖の氾濫の心配はないだろう。
やるねえ、エルザの村。
この世界きっての文明化の進んだ街というのは本当なのだろう。
どこかに行っていたララも俺の肩に戻って来た。
(ジョ兄!旅行楽しいね!)
「ああ、そうだな」
(皆も楽しそうにしてるね!)
「だな」
そこにライゼルが近寄って来た。
「ララ様、楽しんでおられますか?」
(そうであるな)
俺と家族以外には未だにこの話方だ、威厳が凄いってのよ。ララさんや・・・
「それは良かったです、ジョニーお前はどうなんだ?」
「そりゃあ楽しんでるさ、久しぶりにのんびりとした気分だよ」
「お前は働き過ぎなんだって・・・」
「そうはいうが、しょうがないだろう?俺以外に誰がやれるってんだよ・・・全く・・・」
「そこだよな・・・問題は・・・」
「そんなことはいいからそろそろ腹減ったな、昼飯はまだなのか?」
「おお!そうだった!お前を呼びにきたんだった。昼飯できたみたいだぞ」
「早くそれを言えっての!」
「悪い悪い・・・」
俺達は連れ立って食堂に向かった。
このクルーザー、いや客船は豪華にも食堂が完備されており、専用のコックも常駐しているとのこと。
豪華客船とまでは言わないが、それなりに豪華だ。
昼飯は釣り上げた魚をメインとした内容だった。
今度鰻を捌かないといけないな、今は釣った鰻は生け簀の中で泳いでる。
至れり尽くせりだな。
日本でも、なかなかこういう事は出来ないのではなかろうか?
昼飯に舌包みを打つ面々。
こちらの世界では刺身はご法度らしく、煮たり焼いたりが主流の様だ。
鱒なら刺身でいけそうな気もするが、郷に入ればなんとやらだな。
出しゃばるのは今度にしようか。
俺は焼き魚を頬張る。
うん、旨い。
そりゃあ釣ったばかりの魚なんだから美味しいに決まっている。
煮魚も口にする、これも美味いが少々薄味だな。
シルビアちゃんじゃないけども、俺が味の濃い物が好きなだけかな。
まあここは好みという事で。
違いは家の造りぐらいで、屋根瓦の家は見かけないが、道路などの整備状況は他の国よりも格段に上だ。
街の至る所にゴミ箱が設置されており、治安の良さも見受けられる。
やはりこの街は他の国々よりも群を抜いて文明が進んでいるのが分かる。
様々な魔道具によって進化した街。
その印象が強い。
俺から見ると魔道具というよりもはや家電だな。
今ではメイデン領も文明化を果たしてはいるが、これほどでは無い。
やるねえ、エルザの村・・・
車擬きは街を一周すると、方向を変えた。
どうやら目的地に向かうようだ。
今日の目的地は湖の見学と釣り大会を予定していると聞いている。
俺は釣りはほぼ素人だが、楽しめるのだろうか?
まあ、何でもやってみるが吉だろうな。
皆も楽しそうにしているしね。
手渡された釣り道具の性能はいまいちよく分からない。
そもそも釣りの事を知らないからね。
一般的な知識しかないからさ。
たぶん日本製の物よりも劣るんだろうね、きっと。
教えられるが儘に釣りを始めた。
意外にもジョルジュが釣りに詳しかった。
釣りかたを一通り教わり、いざフィッシュオン!
家のスタッフ全員が釣りを楽しんでいた。
一際楽しんでいたのは親父だった・・・どうしたものか・・・
名前は知らないが、見た事ある様な魚を何匹も釣っていた。
これは鱒だろうか?それなりに大きい。
俺の竿はいまいち反応が無い様子、まあ素人の釣りなんてこんなものだろう・・・
そろそろ飽きが周ってきた頃だった。
んん?
強い引きと共に竿が撓る。
やっと当たりがきたみたいだ。
結構待たされたぞ・・・お魚さんよお。
グイグイと引っ張られる感覚に魚が掛かったことを実感する。
おおっ!これが釣りかー!楽しーい!
坊主のまま終わるかと思っていたのだが、掛かってくれて良かったー!
教わった通り、ゆっくりとリールを巻き上げつつも、慎重に竿を上げる。
さてさて・・・どんな魚が釣れたかな?
んん?これは・・・
「あーあ、ジョニー店長残念ですね。これはウネウネです」
「ウネウネ?」
「この魚は食べる事は出来ますが、骨が多く、身も細い為いまいちなんですよね。見た目もこんなだし」
マジか?!何ちゅう勿体ない事を・・・
「あのなあ、この魚は俺の国では鰻といって、高級食材なんだぞ」
「ええ!そうなんですか?」
「そうだよなあ?親父」
「おおっ!丈二!鰻を釣り上げたのか!」
親父は釣り上げた鰻をまじまじと眺めていた。
「な?分かるだろ?この反応をみればさ」
「ですが・・・」
「まあいい、今度俺が捌いて調理してやるよ」
「ジョニー店長は料理もなさるのですね」
「まあな、趣味だな。鰻料理は俺に任せておけ」
こんなことも有ろうかと、調理道具一式を準備しておいたんだよね。
その土地の食事を楽しもうかとも思ったけど、口に合わなかったらどうしようも無いから、調味料も持参済み。
ここは食事に拘る日本人気質と笑って下さいな。
その後も釣り大会は続き、優勝者はなんとシルビアちゃんだった。
意外な特技だと思うよ。
鱒を四尾と鰻を二尾釣り上げていた。
俺は・・・鰻を一尾だけだ・・・どうやら俺には釣りの才能は無さそうだ。
それはいいとして、皆が皆、釣りを楽しんでいたようで何より。
親父が一際はしゃいでいたのはご愛敬だな。
ララは暇そうにしてたよ、時折どっかに行ってしまっていたしね。
さて、次はこの湖に船で散策だ。
魔石を動力源とした立派な船だ、こうなってくると船と言うよりクルーザーだな
爽やかな風が気持ちよく頬を撫でている。
こんな静かな時間も悪くない。
心が穏やかになる気がする。
クルーザーは穏やかに進む。
護岸を見るとよく整備されているのが分かる。
しっかりとした防波提、船の発着場も石で造られている。
ここまで出来ていれば湖の氾濫の心配はないだろう。
やるねえ、エルザの村。
この世界きっての文明化の進んだ街というのは本当なのだろう。
どこかに行っていたララも俺の肩に戻って来た。
(ジョ兄!旅行楽しいね!)
「ああ、そうだな」
(皆も楽しそうにしてるね!)
「だな」
そこにライゼルが近寄って来た。
「ララ様、楽しんでおられますか?」
(そうであるな)
俺と家族以外には未だにこの話方だ、威厳が凄いってのよ。ララさんや・・・
「それは良かったです、ジョニーお前はどうなんだ?」
「そりゃあ楽しんでるさ、久しぶりにのんびりとした気分だよ」
「お前は働き過ぎなんだって・・・」
「そうはいうが、しょうがないだろう?俺以外に誰がやれるってんだよ・・・全く・・・」
「そこだよな・・・問題は・・・」
「そんなことはいいからそろそろ腹減ったな、昼飯はまだなのか?」
「おお!そうだった!お前を呼びにきたんだった。昼飯できたみたいだぞ」
「早くそれを言えっての!」
「悪い悪い・・・」
俺達は連れ立って食堂に向かった。
このクルーザー、いや客船は豪華にも食堂が完備されており、専用のコックも常駐しているとのこと。
豪華客船とまでは言わないが、それなりに豪華だ。
昼飯は釣り上げた魚をメインとした内容だった。
今度鰻を捌かないといけないな、今は釣った鰻は生け簀の中で泳いでる。
至れり尽くせりだな。
日本でも、なかなかこういう事は出来ないのではなかろうか?
昼飯に舌包みを打つ面々。
こちらの世界では刺身はご法度らしく、煮たり焼いたりが主流の様だ。
鱒なら刺身でいけそうな気もするが、郷に入ればなんとやらだな。
出しゃばるのは今度にしようか。
俺は焼き魚を頬張る。
うん、旨い。
そりゃあ釣ったばかりの魚なんだから美味しいに決まっている。
煮魚も口にする、これも美味いが少々薄味だな。
シルビアちゃんじゃないけども、俺が味の濃い物が好きなだけかな。
まあここは好みという事で。

