「ね、ここの店長さんってカッコイイよね」
注意をしに来た私の腕を引っ張って鳴海が耳打ちしてくる。
「え、そうかな?」
と、とぼけて見るけれど、大田店長は私以外の女子高生から見てもカッコイイ部類に入ることはよくわかっていた。
店長はお客さんとしてやってきた女性に時折本気でデートに誘われている。
それに乗っているのかどうかは知らないけれど、店長に彼女がいるという話はまだ聞いたことがなかった。
「今度紹介してよ」
「えぇ~?」
バイト先の人を友達に紹介するなんてと、のらりくらり交わしてどうにか鳴海から逃れると、また忙しい波が待っている。
3時間ほどバイトをして少しお客さんが落ち着いてきた頃、1人の男性客が来店した。
その顔を見た瞬間、つい「あっ」と、声を漏らしてしまう。
1人でやってきたその人は10代後半から20代前半くらいで、私とそう離れていない。
注意をしに来た私の腕を引っ張って鳴海が耳打ちしてくる。
「え、そうかな?」
と、とぼけて見るけれど、大田店長は私以外の女子高生から見てもカッコイイ部類に入ることはよくわかっていた。
店長はお客さんとしてやってきた女性に時折本気でデートに誘われている。
それに乗っているのかどうかは知らないけれど、店長に彼女がいるという話はまだ聞いたことがなかった。
「今度紹介してよ」
「えぇ~?」
バイト先の人を友達に紹介するなんてと、のらりくらり交わしてどうにか鳴海から逃れると、また忙しい波が待っている。
3時間ほどバイトをして少しお客さんが落ち着いてきた頃、1人の男性客が来店した。
その顔を見た瞬間、つい「あっ」と、声を漏らしてしまう。
1人でやってきたその人は10代後半から20代前半くらいで、私とそう離れていない。



