写真のほとんどがバイト先のものなので、怜也は店に来るたびに写真を隠し撮りしていたんだろう。
そんなこと、少しも気が付かなかった自分を呪いたい気分だ。
怜也の異常性に気がつくことなく、カッコイイお客さんが来たと内心喜んでいたのだから。
恐怖で全身の体温が奪われれしまったころ、玄関の開閉音が聞こえてきて緊張が走った。
その足音は短い廊下を歩いてガラス戸を開く。
すぐに私と目が合うとニコリと微笑んで、コンビニの袋をテーブルの上に置いた。
「おはよう。いい朝だな」
怜也はそう言うけれど部屋の中は分厚いカーテーンがひかれていて昼か夜かもわからない。
怜也の挨拶が嘘でなければ、今は朝ということになるけれど、何月何日なのかわからない。
無理やり車に押し込まれたところまでしか覚えていなかった。
「ご飯を買ってきたよ」
怜也は優しい口調でそう言ってコンビニの袋を開けておにぎりを取り出した。
そんなこと、少しも気が付かなかった自分を呪いたい気分だ。
怜也の異常性に気がつくことなく、カッコイイお客さんが来たと内心喜んでいたのだから。
恐怖で全身の体温が奪われれしまったころ、玄関の開閉音が聞こえてきて緊張が走った。
その足音は短い廊下を歩いてガラス戸を開く。
すぐに私と目が合うとニコリと微笑んで、コンビニの袋をテーブルの上に置いた。
「おはよう。いい朝だな」
怜也はそう言うけれど部屋の中は分厚いカーテーンがひかれていて昼か夜かもわからない。
怜也の挨拶が嘘でなければ、今は朝ということになるけれど、何月何日なのかわからない。
無理やり車に押し込まれたところまでしか覚えていなかった。
「ご飯を買ってきたよ」
怜也は優しい口調でそう言ってコンビニの袋を開けておにぎりを取り出した。



