突然そんな声が聞こえてきて振り向くといつの間にかお母さんがドアの前に立っていた。
ドアはちゃんと閉めたはずなのに、ノックもせずに入ってきている。
「ちょっとお母さん、勝手に開けないでよ!」
慌てて部屋から追い出そうとするけれど、私の横をすり抜けて部屋の中央へと入ってきてしまった。
「で、行き先は?」
赤く染めた短い髪の毛をボリボリとかいて質問してくる。
私のお母さんはクリエイターで、自宅で絵を描いている。
だからかなのか、元からの性格なのか、どこか破天荒なところがある人だ。
「ゆ、遊園地だけど……」
親に勝手に部屋に踏み込まれた不快感を顔に出して言ってみても、やはりお母さんは気にしていないみたいだ。
わかっていたことだけれど、ため息が出る。
「それならショトパンツでしょ」
「ショートパンツ?」
「歩きやすいし、男は太もも好きだしね」
ドアはちゃんと閉めたはずなのに、ノックもせずに入ってきている。
「ちょっとお母さん、勝手に開けないでよ!」
慌てて部屋から追い出そうとするけれど、私の横をすり抜けて部屋の中央へと入ってきてしまった。
「で、行き先は?」
赤く染めた短い髪の毛をボリボリとかいて質問してくる。
私のお母さんはクリエイターで、自宅で絵を描いている。
だからかなのか、元からの性格なのか、どこか破天荒なところがある人だ。
「ゆ、遊園地だけど……」
親に勝手に部屋に踏み込まれた不快感を顔に出して言ってみても、やはりお母さんは気にしていないみたいだ。
わかっていたことだけれど、ため息が出る。
「それならショトパンツでしょ」
「ショートパンツ?」
「歩きやすいし、男は太もも好きだしね」



