あれだけカッコイイ人が自分の予定を質問してきているのだから、どうしても期待してしまう。
明日は両方とも休みで予定もないことを送ると、するに怜也からの返事があった。

《よかった! 実は遊園地のチケットを2枚もらったんだけど、一緒にどうかな?》
これってデートの誘い!?

一気に体温が急上昇して行く。
心臓がドキドキして止まらない。
《遊園地、行きたいです! だけど私とでいいんですか? 彼女さんが、怒るんじゃないですか?》

きっと怜也に彼女はいない。
だからこうして私に連絡をしてきているのだけれど、念の為に聞いておかないといけないことだった。
彼女持ちの人とデートなんてして、後で痛い目を見るのは嫌だった。

《彼女がいたら誘ってなんかないよ。よかった、じゃあ明日坂の下まで迎えに行くね》
やった!
まさかあちらからデートの誘いをしてくるとは思っていなかった。