私みたいに平凡な女子高生がこんなイケメンに家まで送ってもらったことがすでに奇跡だ。
それなのに、怜也の方から連絡先を交換したいと言ってくれている。
心臓が一気に跳ね上がり、緊張と嬉しさに心が右往左往している。

「も、もちろんです!」
私は大きく頷いて、怜也と連絡先を交換したのだった。