いや、こうして見ると目元はとても怜也によく似ている。
やっぱり、こいつが怜也だったんだ!

雪菜が状態を起こそうとしたので、私は両腕でその体を抱き寄せた。
そしてそのままゴロゴロと通路を転がり、狙いを定められたナイフから避けた。

「で、出ていけ!」
従業員室から出てきた男性が男めがけてカラーボールを投げつける。
男が怯み、ナイフを取り落とす。

男はそのままコンビニから逃げ去っていったのだった。