「うん。今起きたところ」
部屋のドアが開いたとき、スマホが震えを止めた。
「スマホ、どうしたの?」
「剛志から電話だったの」
ようやくスマホを拾い上げて言うと、雪菜が険しい表情になった。
「出たの?」
「まさか。今切れたんだけど、昨日は30分おきにかかってきてた」
「電源落としたほうがいいよ?」
「うん。そうする」
私は素直に従ってスマホの電源を落とした。
画面が真っ暗になるといつもなら不安な気持ちになるれど、今は安堵感の方が強かった。
雪菜はニッコリと笑って「朝ごはんできてるよ」と、言ったのだった。
部屋のドアが開いたとき、スマホが震えを止めた。
「スマホ、どうしたの?」
「剛志から電話だったの」
ようやくスマホを拾い上げて言うと、雪菜が険しい表情になった。
「出たの?」
「まさか。今切れたんだけど、昨日は30分おきにかかってきてた」
「電源落としたほうがいいよ?」
「うん。そうする」
私は素直に従ってスマホの電源を落とした。
画面が真っ暗になるといつもなら不安な気持ちになるれど、今は安堵感の方が強かった。
雪菜はニッコリと笑って「朝ごはんできてるよ」と、言ったのだった。



