まだ痛み止めもきいているようで、痛みも気にならない。
部屋の中を確認してみると、雪菜がテーブルの前に座ってスマホをいじっていた。
「雪菜」
名前を呼ぶと「あ、起きた?」と、顔を上げる。
「うん。色々とありがとう」
最初から雪菜の言葉に従っておけばこんなことにならなかったのにと、内心反省する。
だけど剛志があんな人だったんだて、誰が気がついただろう。
それくらい剛志のやり方は巧妙で、自分の本性をひた隠しにしていた。
「気になって二村剛志の名前を検索してみたよ。そしたら、3件の詐欺で捕まってた」
スマホを差し出されたので確認してみると、そこには3年前の振り込め詐欺で捕まった2人の男の名前が出ていた。
1人は剛志で間違いなさそうだ。
「ずっと詐欺をして生活してきたのかな」
「そうかもね? もしこの人が千尋の元カレだったとして、可能性はあると思う?」
そう聞かれて考え込む。
部屋の中を確認してみると、雪菜がテーブルの前に座ってスマホをいじっていた。
「雪菜」
名前を呼ぶと「あ、起きた?」と、顔を上げる。
「うん。色々とありがとう」
最初から雪菜の言葉に従っておけばこんなことにならなかったのにと、内心反省する。
だけど剛志があんな人だったんだて、誰が気がついただろう。
それくらい剛志のやり方は巧妙で、自分の本性をひた隠しにしていた。
「気になって二村剛志の名前を検索してみたよ。そしたら、3件の詐欺で捕まってた」
スマホを差し出されたので確認してみると、そこには3年前の振り込め詐欺で捕まった2人の男の名前が出ていた。
1人は剛志で間違いなさそうだ。
「ずっと詐欺をして生活してきたのかな」
「そうかもね? もしこの人が千尋の元カレだったとして、可能性はあると思う?」
そう聞かれて考え込む。



