暖かなコンソメスープがじわりと胃に落ちていくのがわかる。
「うん、すっごくおいしい!」
お世辞じゃなかった。
剛志が作ってくれる料理はどれもすごくおいしい。
私はスープを立て続けに飲んで、それからサラダに手をつけた。
「それならよかった」
「剛志、今日は出勤だよね?」
聞くと剛志は左右に首をふる。
その顔が少し歪んでいるように見えて目をこする。
やっぱり斜めにグニュリと歪んでいるように見える。
「でも……昨日は……」
仕事だって言っていたよね?
そう続けたかったのに体中から力が抜けて言葉が続かなかった。
自分の声も、部屋全体も歪んで見える。
どうしたんだろう。
体調が悪いのかな。
意識を失う前に見えたのは、剛志が作ってくれたコンソメスープだった。
☆☆☆
ふと目が覚めた時私は寝室のベッドの上にいた。
「うん、すっごくおいしい!」
お世辞じゃなかった。
剛志が作ってくれる料理はどれもすごくおいしい。
私はスープを立て続けに飲んで、それからサラダに手をつけた。
「それならよかった」
「剛志、今日は出勤だよね?」
聞くと剛志は左右に首をふる。
その顔が少し歪んでいるように見えて目をこする。
やっぱり斜めにグニュリと歪んでいるように見える。
「でも……昨日は……」
仕事だって言っていたよね?
そう続けたかったのに体中から力が抜けて言葉が続かなかった。
自分の声も、部屋全体も歪んで見える。
どうしたんだろう。
体調が悪いのかな。
意識を失う前に見えたのは、剛志が作ってくれたコンソメスープだった。
☆☆☆
ふと目が覚めた時私は寝室のベッドの上にいた。



